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国語科教材の中の「中国」 /早稲田教育叢書38
堀誠
出版社:学文社
出版年:2021年03月
コード:   240p   ISBN/ISSN 9784762030765
 
価格 2,640円
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国語科の古典「漢文」を中心に教育方法・教材研究・教育実践の方面から多角的に共同研究を推進してきた著者が、新学習指導要領への移行を視野に入れて、『国語科教育教材の中の「中国」』について、考察する。

第一部〔唐詩と道真詩〕、杜甫と王維、日本の菅原道真の詩歌に関する考察を展開。第二部は、〔中国小説と教材〕として、唐代の「人面桃花」、中島敦「山月記」、魯迅「故郷」という小説教材への考察を行う。第三部は、〔史伝と英傑〕と題し、漢楚興亡の項羽と劉邦に源頼朝を絡めて比較文学的な考察を試み、第四部〔文化と言語〕には、「鶏鳴」「竹馬」「扇」を通した伝統的な文化や漢字・漢語・漢文に関わる学びを試みている。

目次:
第一部〔唐詩と道真詩〕
第一章 国語科唐詩教材と杜甫
 一、アニバーサリー・イヤー
 二、「伝統文化の教育」
 三、小学校の教材
 四、中学校の教材
 五、高等学校の教材
 六、李白・杜甫と古典
 七、教材間の連携
 八、震災下にあって
 九、結びに
第二章 王維の詩篇 ――「輞川」の地と教材――
 一、「語文」および「国語」教科書における王維の詩篇
 二、輞川荘の銀杏樹
 三、日本近代文学における王維
 四、阿倍仲麻呂との交友
第三章 菅原道真「九月十日」の詩篇をめぐって
 一、「九月十日」詩と「断腸」
 二、「九月十日」詩と注
 三、「秋思詩篇独断腸」
 四、「九月十日」詩の注を考える
 五、「断腸」の解釈
 六、「九月十日」詩の意味空間

第二部 〔中国小説と教材〕
第四章 「人面桃花」という古典(漢文)教材
 一、はじめに
 二、「人面桃花」を読む
 三、「買粉児」の男と女
 四、「霍小玉伝」の負心と薄命
 五、習俗儀礼と情愛
第五章 中島敦『山月記』と中国小説
 一、唐代伝奇小説のテキスト
 二、六朝志怪と「異」字の時空
 三、友情と「人虎伝」のタイトル
 四、「人虎伝」の「月」字
 五、『山月記』の「月」
 六、「月」と「鏡」と「水鏡」
 七、月への咆哮
第六章 魯迅『故郷』という教材
 一、ある教場から
 二、対比の構造
 三、『故郷』の風景と表現
 四、『故郷』の一つの読解
 五、訳語の比較対照
 六、原文に基づく読解
 七、訳語の問題点
 八、物語の仕組みと月

第三部 〔史伝と英傑〕
第七章 覇王の最後――歴史と文学――
 一、乾坤一擲
 二、巻土重来
 三、抜山蓋世
 四、項羽と虞美人
 五、虞美人の死
 六、項羽と義仲
 七、覇王別姫
第八章 古典漢文と古文の比較文学的学習の試み――劉邦と頼朝の英傑像を例として――
 一、「漢文」を読む
 二、劉邦の敗走と鳩杖
 三、劉邦救難の稗史を読む
 四、源頼朝の敗走と救難
 五、鳩と蜘妹
 六、鳩杖余話

第四部〔文化と言語〕
第九章 日中「鶏鳴」談義
 一、「鶏鳴」の詠歌
 二、「鶏鳴狗盗」と故事
 三、「鶏鳴」と日の出
 四、中国現代革命小説と「鶏鳴」
 五、鶏鳴のアヤ
第十章 日中「竹馬」小考
 一、「竹馬の友」印
 二、「竹馬」と道具
 三、童蒙の世界
 四、「竹馬」余談
第十一章 「扇」をめぐる日中比較文学的考察
 一、班婕妤 「怨歌行」
 二、「団扇」「秋扇」と白居易「雨後秋涼」詩
 三、『和漢朗詠集』の班婕妤と「怨歌行」
 四、『経国集』と『文華秀麗集』
 五、「扇ゆゆし」
第十二章 漢字・漢語・漢文を考える
 一、日本の風土の中で
 二、いわゆる「国語力」と漢字
 三、漢字の学習
 四、漢字の「離」と「合」
 五、漢語の成り立ちと意味理解
 六、句読点のいたずら
 七、「漢字」をめぐる戦前・戦後(l)
 八、「漢字」をめぐる戦前・戦後(2)
 九、「改定常用漢字表」の答申
 十、『学習指導要領』と漢字指導
 十一、生活を逆手に取る

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