新興バーミヤーンの時代
/ヒンドゥークシュ南北歴史考古学樷攷Ⅱ
上製
桑山正進
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出版社:臨川書店 |
出版年:2023年01月 |
コード: 512p ISBN/ISSN 9784653045922 |
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ヒンドゥークシュ山脈南北地方、そこは大文明の地ではない。しかし、ここを押さえる政治勢力は、中央アジアばかりか東アジアまで及び、歴史の経過は大きく影響を被った。この地域は、アジアの歴史の鍵鑰である――考古学調査と文献精読の成果(すべて未単行の論考)を結集し、全4巻に編む。
第二回配本第Ⅱ巻は「新興バーミヤーンの時代」。ガンダーラ西方、アフガニスタン東部に関する17本の論考を収録。付索引。
目次: 巻2で考えたこと
Ⅰ バーミヤーンの出現 柱礎と壺とヒンドゥークシュ バーミヤーン大仏の出現 バーミヤーン大仏成立にかかわるふたつの道 バーミヤーンに関する漢文、イスラーム資料 バーミヤーンの城塞遺跡 Ⅱ カーブル、ザーブルの登場 漢文資料に基く迦畢試国の編年 葱嶺山と阿路猱山 6-8世紀Kāpiśī-Kābul-Zābul の貨幣とその発行者 カーピシー国札記――馨孽、順達、刹利、曷擷支―― Ⅲ タパ=スカンダルとカーピシー国の遺跡 タパ=スカンダル第1回発掘調査概報 7世紀におけるベグラームの存立 ヒンドゥークシュ南麓における歴史の空白 Ⅳ カーピシーの仏教とヒンドゥー教 大理石ヒンドゥー神像はヒンドゥー王朝のものか ガネーシャ神像碑銘にみえるカーブル突厥王の編年 Ⅴ トハーリスターンの発掘 チャカラクテペ遺跡第3次発掘 付録 アフガニスタンにおける土の伝統技術 アフガン陶房誌1977 乾燥アジアにおける煉瓦
初出一覧 / 索引
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