イスラームの東・中華の西 七~八世紀の中央アジアを巡って
/京大人文研東方学叢書13
上製
稲葉穣
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出版社:臨川書店 |
出版年:2022年03月 |
コード: 274p ISBN/ISSN 9784653045236 |
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玄奘の出立から慧超の旅を経て、悟空の帰京まで――
その勢力を西へ拡大した唐と、東へ伸長したアラブ・ムスリム。 最新の考古学、貨幣学、言語学史料の研究成果を手がかりに、 7~8世紀中央アジアにおける東西ユーラシアの衝突・交流・融合の歴史を描き出す。 舞台はパミールの西、境界を越えて旅した者達の足跡を追う!
目次: プロローグ―玄奘の出立― 第一部 七世紀中葉 第一章 六六一年 西域十六都督府 一 アフガニスタンという場所 二 西方に関する漢籍情報 三 唐の西域支配体制の再編 第二章 六六六年 東部アフガニスタンのハラジュの王国 一 「イランのフン」の活動 二 突厥勢力の登場 三 ハラジュ族 四 カーブル王フロム・ケサル 五 その後のハラジュ族 インターミッション―慧超の旅― 一 パミール以東突厥のその後 二 パミール以西アラブ・ムスリムの中央アジア征服 三 慧超『往五天竺国伝』 第二部 八世紀中葉 第三章 七五一年 タラス河畔の戦いと悟空の旅 一 アッバース革命 二 唐と吐蕃 三 タラス河畔の戦い 四 悟空の旅 第四章 七五七年 安史の乱時に入唐した大食 一 安史の乱 二 アッバース朝東方領域 三 アッバース革命の後 四 難民と傭兵 エピローグ―悟空の帰還― もう少し学びたい人のために―参考文献解題 あとがき/図版出典一覧/索引
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