『紅楼夢』の世界 きめこまやかな人間描写
/京大人文研東方学叢書 10
上製
井波陵一
|
|
出版社:臨川書店 |
出版年:2020年04月 |
コード: 260p ISBN/ISSN 9784653043805 |
|
|
|
<東京店在庫有り>
東京店に在庫がございます。少部数のものもございますので、ご来店の場合は直接お問合せください。
|
|
|
|
|
紅迷(紅楼夢フリーク)から若い読者まで、必読の一書! 中国では誰もが知っている、18世紀口語小説の最高峰「紅楼夢」。「新訳紅楼夢」の訳者である著者が、作中の様々なエピソードを取り上げながら、人間の関係性を根底的に描いた作品の魅力を語りつくす。 ファッション界の巨人ヴィヴィアン・ウエストウッドが「私を変えた名作」に挙げたことでも知られる、18世紀口語小説の最高峰『紅楼夢』。『新訳 紅楼夢』(読売文学賞研究・翻訳賞)の訳者である著者が、作中の様々なエピソードを取り上げながら、人間の関係性を根底的に描いた作品の魅力を語りつくす。『紅楼夢』はなぜ書かれたのか、そしてその存在意義とは。
目次 はじめに 第一章 作品の世界 第一節 物語のあらすじ 第二節 賈宝玉の幻想――少女は天地の精髄(エッセンス)、男はカスやアブク 第三節 賈家の人々――位置どり(ポジショニング)の妙 第四節 涙はどのように流されたか――「礼」との関わりをめぐって 第二章 作品の背景 第一節 曹寅の活躍――『紅楼夢』の遠景として 第二節 曹雪芹――おぼろげな作者像について 第三章 作品の受容 第一節 紅迷(ホンミー)のこだわり――神は細部に宿り給う 第二節 夢の涯までも――続編の出現 第三節 「まっとうな」批評とその落とし穴
おわりに あとがき / 図版一覧 / 索引
|
|