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術数学の思考 交叉する科学と占術 /京大人文研東方学叢書5 上製
武田時昌
出版社:臨川書店
出版年:2018年10月
コード:   288p   ISBN/ISSN 9784653043751
 
価格 3,300円
  <東京店在庫有り>
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術数学とは何か? 中国思想史、科学史の新たな地平を切り拓く!

科学と迷信が峻別されない時代において、その境界領域にはどのような思考が発揮されていたのか――自然科学の諸分野が『易』を中核とする占術と複合した中国特有の学問「術数学」。先秦に「方術」と呼ばれた自然探究の学問が、漢代思想革命を経て「術数学」へと変容する過程を描きながら、自然の摂理にもとづく社会のあり方、人間の生き方を追求した中国的思考のルーツにせまる。

目次:
はじめに
序論 中国科学の新展開――術数学という研究領域
第一部 術数学のパラダイム形成
 第一章 陰陽五行説はいかに形成されたか
 無から有への万物生成論――中国的二元論
 五行と六徳、天道と人道――思孟学派の五行説
 刑徳を推す兵法――中国占術理論の起源
 天の六気、地の五行――五行説の初源的数理
 灸経から鍼経へ――漢代鍼灸革命の道
 第二章 物類相感説と精誠の哲学
 同類、同気の親和力――天人感応のメカニズム
 類推思考と不可知論――自然探究の方法論
 精誠、天を感動させる――技能者と賢妻の精通力
 王充の迷信批判と占術論――「気」の自然学
第二部 漢代思想革命の構造
 第一章 原始儒家思想の脱構築
 諸子百家から儒教独尊へ――思想空間の漢代的変容
 災異、讖緯と天文占――政治思想と天文暦数学
 老子と孔子の交錯――易の台頭と京氏易
 世紀末の予言と革命――王莽と光武帝のクーデター
 第二章 漢代終末論と緯書思想
 秦漢帝国の改暦事業――易姓革命のサイエンス
 五星会聚の暦元節――顓頊暦の惑星運動論
 聖王出現の暦運サイクル――孟子から緯書へ
 天地開闢説と古代史の創造――緯書暦の数理構造
附録 術数学研究を振り返って(参考文献)
結びにかえて
索引
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