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変体漢文（新装版）
上製
峰岸明
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| 出版社：吉川弘文館 |
| 出版年：2022年02月 |
| コード： 398p ISBN/ISSN 9784642086363 |
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中国語式表記法によりつつ、日本語的要素を採り入れて日本語文を書き記した変体漢文は、古記録（日記）や古文書（公文書・私文書）において常用された。
『小右記』『御堂関白記』などを用例に挙げ、変体漢文を日本語史資料として用いるための方法論や表記・語彙・文法・文体を解説。
日本語学の観点から変体漢文を初めて概説した、唯一といえる名著復刊（原著は1986年に東京堂出版より刊行）。
目次：
導言
第一章 変体漢文の概要
日本漢文について
純漢文の史的展開
変体漢文の特質
第二章 変体漢文の解読方法
変体漢文の言語的基盤
変体漢文解読上の諸問題とその理論的反省
漢字表記語解読の原則
固有名詞の読法
第三章 漢字の定訓と語の漢字表記
古代の定訓
古代における漢字使用
第四章 変体漢文の表記
表記の諸相
語の漢字表記
句・文の漢字表記
変体漢文における表記上の特色
第五章 変体漢文の語彙
変体漢文における単語認定
変体漢文の語彙の特色
変体漢文の語彙の諸相
第六章 変体漢文の文法
文法の概要
文法上の特色
第七章 変体漢文の文体
文体記述の観点
日記の諸体
古文書の文体
その他の文献の文体
変体漢文諸体の展開の諸相
付録 日本語文章の史的展開について
解説（田中草大）
索引
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