王朝貴族と外交 国際社会のなかの平安日本
/歴史文化ライブラリー567
渡邊誠
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出版社:吉川弘文館 |
出版年:2023年03月 |
コード: 272p ISBN/ISSN 9784642059671 |
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契丹、宋、高麗、女真…。諸国の勃興と衰退がめまぐるしい東アジアにおいて、日本は国家としていかなる政治的交流をもったのか。諸国の情勢、歴史認識、国防などから、友好と対立に揺れた平安時代の外交を明らかにする。使節が来日するたびに、審議を重ねて対応を協議した公卿たちが従った法と規範や、国際感覚を読み解き、新たな歴史像を描く。
目次: 平安時代の歴史像と対外世界―プロローグ 刀伊の入寇と王朝貴族 刀伊の入寇からみた外交関係 東北アジア情勢からみた刀伊の入寇 神国思想の成り立ち 朝鮮半島と平安時代の日本 九世紀の日本と朝鮮半島 十世紀の半島情勢と「積極的孤立主義」 「敵国」意識の高揚 五代十国から宋の中国統一と日本 呉越との交流 宋初の中国と日本 成尋の入宋と皇帝の賜物 異国牒状問題にみる貴族の政治 宋の積極外交と日本の対応 王朝貴族の自己意識と対外観 高麗医師派遣要請問題 日本の返牒と対外観 日本人の海外渡航の禁止 後白河法皇と平清盛の外交 南宋の成立と日本 後白河・清盛の日宋交渉の舞台裏 王朝貴族の外交のゆくえ―エピローグ
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