1905年 革命のうねりと連帯の夢
/歴史の転換期10
上製
小松久男 編
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出版社:山川出版社 |
出版年:2019年03月 |
コード: 288p ISBN/ISSN 9784634445109 |
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革命と動乱のさなかにあったユーラシア各地で人々は連帯の声を上げる。それは時に共鳴を呼び、時に激しい衝突を招いた。それぞれの地域で活躍した人物に焦点を当て、時代のはらむ緊張を描く。
目次: はしがき 総論 革命のうねりと連帯の夢 小松久男 一章 サッタール・ハーンのイラン立憲革命 八尾師誠 1 近現代イラン史の展開と立憲革命 2 イランのなかのアゼルバイジャン、そしてタブリーズ 3 立憲革命の英雄サッタール・ハーン 4 激動のタブリーズ蜂起 5 ルーティーたちのその後
二章 「ロシア・ムスリム」の出現 長縄宜博 1 一九〇五革命とロシアのムスリム 2 多宗教帝国の軋み 3 ニコラエフスキー駅へ 4 社会主義に傾斜する青年たち 5 ムスリム公共圏のその後
三章 イクバールのロンドン 山根聡 1 インド・ムスリムの覚醒 2 植民地インドにおける近代化とムスリム 3 ムスリムの自覚とイクバール 4 転換の一九〇五年
四章 転換期の憲法 藤波伸嘉 1 「東方問題」とクレタ 2 メガリ・イデアの盛衰 3 ヴェニゼロスの時代 4 オスマン帝国と立憲政 5 帝国の解体と国制の転換
コラム 風刺雑誌『モッラー・ナスレッディン』 ロシア軍の従軍イマーム
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