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詳細情報
朱子学のおもてなし より豊かな東洋哲学の世界へ
垣内景子
出版社:ミネルヴァ書房
出版年:2021年11月
コード:   240p   ISBN/ISSN 9784623092802
 
価格 2,420円
  <東京店在庫有り>
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東アジアの思想原理である朱子学の世界観と基本概念を丁寧に解説した『朱子学入門』に続編が登場!
 「仁」「義」「礼」「知」「信」「忠」「孝」といった日本人にもなじみの深い東洋思想のキーワードを、朱子学の解釈を経ることによって、分かりやすく解説。朱子学を通して、東洋思想のより豊かな世界を楽しんでもらうこと、そしてより普遍的な問題を考えるきっかけにしてもらうことが本書の目指すところである。

[ここがポイント]
・大好評の『朱子学入門』の続編
・著者独特のユーモア溢れる言葉が散りばめられており、身構えることなく、読み進めることが出来る
・日頃の「分かったふり」を止めて、正しい言葉の意味を学ぶ

目次:
序 朱子学の玄関 入門してはみたけれど……

第Ⅰ部 朱子学の大広間──朱子学で読み解く東洋思想のキーワード
 第Ⅰ部・はじめに
 第一章 仁――人として・愛の理
  孔子の理想
  君子=仁者
  聖人>君子=仁者
  仁を問う
  仁の語り難さ
  孟子の仁義
  四徳(仁・義・礼・智)の一つとしての仁
  仁と愛
  「偏言の仁」と「専言の仁」
  天地の心としての仁
  万物一体の仁

 第二章 義――ただしきこと、よろしきところ
  日本語の中の義
  儒教道徳における義
  義を見て為さざるは
  義か利か
  義は内か外か
  義理の学
  義理チョコ
  義理と人情
  虚構としての義理
  日本において「正義の話をしよう」

 第三章 礼――美しきあや
  天理の節文、人事の儀則
  自然から作為へ
  なぜ喪服を着るのか
  三年の喪
  虚礼は廃止すべきか
  人にして仁ならずんば
  礼と楽
  儒教の礼治
  荀子の性悪説と礼
  礼治への期待と不安

 第四章 智(知)――智に働けば角が立つ?
  知よりも仁
  知り得ぬものには
  「学ぶ者」としての人間
  「物に格りて知を致す」
  知と行
  理を窮める
  聖人のことは不可知

 第五章 信――まことを見せろ!
  信なくんば
  信、義に近ければ
  五常の信
  五倫の信
  信と誠
  誠は天の道
  日本人の好きな誠
  信じる者は救われる?

 第六章 忠――まごころ込めて
  人の為にはかりて忠ならざるか
  忠信・忠恕
  君臣関係の忠
  忠と孝
  忠孝一致論
  日本人の忠
  日本の忠孝一致論

 第七章 孝――善悪の彼岸
  身を立て、名を揚げ
  親への絶対服従
  善悪是非を越える孝
  父は子のために隠し、子は父のために隠す
  孝と忠の相剋
  孝行をしたいときに親はなし?
  あの世とこの世をつなぐ孝
  魯迅と「二十四孝図」
  儒教的家族主義のゆくえ

 第Ⅱ部 朱子学の奥座敷朱子学で「哲学」してみよう
 第Ⅱ部・はじめに
 第八章 性――人はなぜ善(悪)をなしうるのか?
  性相近し
  性と善悪
  孟子の性善説
  性善説と道徳・教育・政治
  性善説のゆくえ
  荀子の性悪説
  性悪説の矛盾
  性に善悪はあるか
  人の性は様々
  朱子学前夜の性をめぐる議論の再燃
  天人分離と「性に善悪なし」
  天と性
  性即理
  理は善か?
  悪いのは気のせい
  「~性」と「~らしさ」
  心は性情を統ぶ

 第九章 心――心はどこにあるのか?
  心の欲する所に従いて
  放心を求む
  心のあだは心
  心が心を観る?
  心への迂回路
  気を養う
  心は性と情とを統べる
  心即理と性即理
  清き赤き心・正直(せいちょく)の心・真心

 第十章 経――つねなるものは存在するか?
  経書とは何か
  孔子の功績
  新しい思想は要らない
  経書の注釈書
  経書の機能
  共通言語としての朱子学
  四書五経
  経書における「格物窮理」
  経書に「做工夫処」を読む
  聖人学んで至るべし
  聖人のことは不可知
  心学=理学=経学

読書案内

おわりに――朱子学の手土産
索引
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