広田弘毅 常に平和主義者だった
/ミネルヴァ日本評伝選
上製
井上寿一
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出版社:ミネルヴァ書房 |
出版年:2021年10月 |
コード: 434p ISBN/ISSN 9784623092680 |
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広田弘毅(1878年から1948年)は外交官・政治家。 外交官として欧米局長や駐ソ連大使などを経て、外相や首相を歴任。英米との協調を模索しつつ、中国政策をめぐって対軍部コントロールに苦慮する。 東京裁判でA級戦犯として処刑された唯一の文官であり、悲劇の宰相として知られる。
目次: 序 章 さまざまな広田弘毅像 1 フィクションとノンフィクションの間 2 研究史のなかの広田弘毅 3 広田外交をめぐる三つの論点 第一章 青雲の志はどこへ向かったか 1 立身出世 2 思想形成 3 上 京 第二章 外交官としてのキャリア形成 1 外交官としての出発点 2 清国からイギリスへ 3 本省勤務 4 ワシントン 5 情報部から欧米局へ 6 モスクワ 第三章 試される「和協」外交 1 外相就任 2 広田外交の構図 3 議会における論戦 4 対中外交 5 ダメージコントロール外交 6 広田外交の国内基盤 第四章 国家の革新に乗り出す 1 首相就任 2 革新政策 3 広田内閣の外交 4 広田内閣の内政 第五章 なぜ日中戦争の拡大を止められなかったのか 1 ポスト広田内閣 2 再び外相へ 3 日中戦争の勃発 4 和平工作の展開 5 暗礁に乗り上げる和平工作 6 「対手トセス」声明とその帰結 第六章 戦争の終結を求めて 1 国内革新政策 2 対英米外交 3 外相退任 4 貴族院議員として 5 重臣として 6 最後の和平努力 第七章 歴史の審判 1 戦犯容疑者 2 巣鴨プリズン 3 東京裁判の開廷 4 末期の言葉 終 章 広田弘毅とその時代
参考文献 あとがき 広田弘毅略年譜 事項索引 人名索引
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