家をつくる
上製
王澍/市川紘司,鈴木将久,松本康隆 訳
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出版社:みすず書房 |
出版年:2021年06月 |
コード: 374p ISBN/ISSN 9784622090090 |
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「家をつくることは、小さな世界をつくることである。ひとつの世界をつくることは、第一に人のこの世界に対する態度によって決まる。」
“建築界のノーベル賞”といわれるプリツカー賞を中国人としてはじめて受賞した建築家、王澍(ワン・シュウ)。急速な都市化の時代の到来を前に、建築家は「隠遁」を選び、中国の伝統文化に根ざした建築のあり方を思考した。〈中国美術学院象山キャンパス〉〈水岸山居〉〈寧波博物館〉等の建築作品の設計コンセプトはじめ、その背景にある思想、都市・景観論から自身のライフヒストリーまで、豊潤な世界観が語られる。
目次: 自序 素朴を家となす
意識 園林をつくること、人を育てること 自然形態の叙事と幾何学 虚構の都市に向かって 「空間」が立ち現れるとき 営造についての瑣記 循環的建造の詩学――自然のような世界の構築に向けて 対岸の山を訪ねて――豊かな差異性を集合する建築の類型学 断面からの視野――上海万博滕頭案例館について かつて貶められた世界が再び立ち現れるために 樹石の世界へ
言語 中国美術学院象山キャンパス 寧波美術館――その場所に立つことで見えるもの 中山路――一本の街道の復興と一つの都市の復興
対話 反逆の道程 別の世界の縁に触れる 精神の山水 自然に還る道 問答録 人ひとりにはどれくらいの大きさの家が必要か?
あの日
訳者解題(市川紘司) 作品譜
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