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杜甫研究年報 第四号
日本杜甫学会 編
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出版社:日本杜甫学会/勉誠出版発売 |
出版年:2021年03月 |
コード: 104p ISBN/ISSN 9784585394440 |
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「詩聖」杜甫。その詩は、それ以前の詩の総括であるとともに、以後の中国詩の出発点でもある。日本においては、五山の僧の崇敬、芭蕉の傾倒があり、明治以後も、中江兆民・島崎藤村・正岡子規を始め、知識人・国民の間で、その親愛の念は一貫して揺るがないものだった。漢文教育においても、杜甫の詩は教材の中で重要な位置を占めてきた。世界における杜甫への関心を見つめつつ、変転する時の中で無窮の未来に向かって杜甫研究を発展させ続ける一冊。
目次: [論文] 杜甫詩の真偽―「哭長孫侍御」札記―(後藤秋正) 杜詩における「歯」について(大橋賢一) 杜甫の詩における鸕鶿詠(高岡遼) 杜甫、そして白居易へ―「醒」の快適(下定雅弘) 杜甫詩における双声畳韻の諸相(丸井憲) 仁甫聖寿抄『続臆断』(慶應義塾大学斯道文庫所蔵)瞥見(太田亨)
[研究概況及び文献収録] 〈書評〉『李白と杜甫の事典』(大修館書店、二〇一九・一一)(後藤秋正) 日本における杜甫研究集録(二〇一九)(大橋賢一,加藤聰,紺野達也)
日本杜甫学会会則・彙報・編集後記
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