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「見える」ものや「見えない」ものをあらわす 東アジアの思想・文物・藝術 上製
外村中,稲本泰生 編
出版社:勉誠社
出版年:2024年03月
コード:   748p   ISBN/ISSN 9784585370123
 
価格 15,400円
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「見える」/「見えない」を論じること、それらを描き出すこと──。

宗教や思想、芸術などの人間の営みは、このことが大変重要かつ普遍的なテーマであることを示している。
東アジアの文物や芸術を解釈する上での共通の基盤の形成をめざすために、「見えるもの/見えないもの」にまつわる理論や事象について、従来の分野の枠組をこえて国際的にかつ学際的に探求。

宗教・思想をはじめ、考古遺物から彫刻絵画、建築庭園、芸能音楽などにまで及ぶ様々な論点を、最先端の研究者24名の視角により提示する画期的論集。


目次:
序にかえて(外村中)

第一部 祭祀・墓葬と「見える」もの「見えない」もの
 后稷は天に配せられたのか―『詩』大雅「生民」から『孝経』へ(古勝隆一)
 漢魏晋墓の神坐と墓主図像―墓のなかの「見えるもの」と「見えないもの」(向井佑介)

第二部 尊像の誕生
 西王母像の系譜と像の崇拝(森下章司)
 仏像の出現について(内記理)

第三部 仏菩薩の姿と「時間」「過程」の表象
 南北朝期中国仏教における十地思想の再検討―四果と十地の関係を手がかりに(魏藝)
 莫高窟隋代の弥勒経変相図付近に描かれた二菩薩像(折山桂子)
 日本仏教造像史と久遠の釈迦(田中健一)

第四部 仏身と世界観―盧舎那仏の形と意味
 『大方広仏華厳経』における「ヴァイローチャナ」とその教理的解釈(中西俊英)
 盧舎那仏の可視性と立像(船山徹)
 「法界仏像」における諸形象の表象意識―キジル石窟第十七窟両像と敦煌莫高窟第四二八窟像を中心に(高橋早紀子)

第五部 音を「見せる」/姿を「留める」
 雲岡石窟にあらわされた楽器について(大平理紗)
 供養者図像からみる雲岡石窟大型窟の造営(黄盼)

第六部 仏菩薩の顕現する場
 晩年の道宣による天竺中土説の克服―見えないものによる三宝の住持と見えるものとの感応(倉本尚徳)
 鏡像/線刻鏡の考察―図像を見いだす(瀧朝子)
 宋代仏画における清浄華院「阿弥陀三尊像」の史的位置(増記隆介)

第七部 「見えない」ものを「とらえる」―付会と図解
 太極殿および大極殿をめぐる文学作品四篇訳注(古勝隆一)
 見えない天意を見せるもの―正史「五行志」の役割(塚本明日香)
 医家と道家と体内観(横手裕)
 道学における周惇頤顕彰と『太極図説』への注目(福谷彬)

第八部 諸教交渉と「見える」もの「見えない」もの
 道家系と儒家系と伊勢神道の「一なる」もの―「一なる」ものは「道」か「気」か (外村中)
 北宋大中祥符年間における舎利荘厳の位相―長干寺阿育王塔の埋納を中心に(稲本泰生)
 涅槃会の変遷と涅槃図―東アジア仏教社会における「忌日」を視点に(西谷功)

第九部 「見える」「見えない」現象の主体/連鎖するイメージ
 幽霊能におけるまぼろし―〈幻〉と〈見える―見えない〉の歴史と変遷(重田みち)
 神宝より見える、見えない日本の神々の姿(清水健)
 明清絵画にみる文人器玩のあり方(呉孟晋)

あとがき(稲本泰生)
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