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上海フランス租界への招待 日仏中三か国の文化交流 /アジア遊学279
榎本泰子,森本頼子,藤野志織 編
出版社:勉誠出版
出版年:2023年01月
コード:   304p   ISBN/ISSN 9784585325253
 
価格 3,520円
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19世紀半ばから第二次世界大戦が終結するまでの約100年間、フランスの交易拠点として発展した「上海フランス租界」。この地にはフランス人のほか、革命を逃れてきた白系ロシア人、富裕層・知識層の中国人など、さまざまな国籍の人々が暮らし、豊かな文化・芸術が花開いた。「東洋のパリ」は、世界の人々を引きつけるとともに、中国や日本の文化を欧州に伝える役割も果たすようになる。上海フランス租界をフランス・中国・日本の三か国を結ぶ場と捉え、具体的な人物・事象を掘り下げることで、人々の暮らしから文化・芸術、政策・外交までを多角的に考察する。音楽、美術、文学、教育、メディアなどの幅広い視点から、フランス語新聞や未公刊資料などを多く用いて実証的に明らかにする、日本では初めての書。上海史、アジア近代史、日仏関係史、比較文学・比較文化、ポストコロニアル研究、グローバル文化史に一石を投じる意欲作。


目次:
はじめに 上海フランス租界への招待 榎本泰子

地図:「東洋のパリ」上海フランス租界

第Ⅰ部 上海で花開いたフランス文化
フランス租界を芸術の都に――シャルル・グロボワが築こうとした東西の架け橋 井口淳子 
上海のフランス語ラジオ放送(FFZ)と音楽――グロボワ制作の芸術音楽番組を中心に 森本頼子
一九三〇年代フランスのラジオで放送された芸術音楽――フランス音楽の扱い、および上海の場合との比較に焦点を当てて 平野貴俊
文化政策としてのフランス音楽――上海フランス租界の時代を中心に 田崎直美
〔翻訳〕グロボワ音楽評論抄 翻訳:関デルフィン笑子 解題:森本頼子
【コラム】グロボワをもとめて――上海からブルジュへの旅、一九八七年~二〇二二年 井口淳子
【コラム】私がグロボワに「触れる」まで――コロナ禍を超えて 藤野志織

第Ⅱ部 異文化交流の舞台としての上海
上海租界のフランス語新聞Le Journal de Shanghai (1927-1945) ──文化欄を支えた多国籍の執筆陣 趙怡
上海で育まれた友情――クロード・リヴィエールとテイヤール・ド・シャルダンの出会い 馬場智也
上海アートクラブとアンドレ・クロドの仲間たち 二村淳子
黒石公寓(ブラックストーン・アパートメント)をめぐる物語 蔣傑(翻訳:和田亜矢子) 
オーロラ大学におけるフランス語教育と新文学の人材育成 任軼(翻訳:和田亜矢子)
【エッセイ】伝説のピアニスト上海失踪の謎 椎名亮輔
【コラム】上海フランス租界の光と影 藤田拓之
 
第Ⅲ部 欧州と極東を結ぶイマージュ
文明か国家か――駐日フランス大使ポール・クローデルの中国観 学谷亮
在外教育・文化機関におけるフランス語蔵書の意味を考える――上海アリアンス・フランセーズと関西日仏学館を例に 藤野志織
パリ・上海・東京、三都をつないだフランス語図書 野澤丈二
芥川龍之介と「彼」の上海の夜 榎本泰子

年表:上海フランス租界関連年表
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