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元朝の歴史 モンゴル帝国期の東ユーラシア /アジア遊学256
櫻井智美,飯山知保,森田憲司,渡辺健哉 編
出版社:勉誠出版
出版年:2021年06月
コード:   322p   ISBN/ISSN 9784585325024
 
価格 3,520円
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1206年、チンギス・カンの即位により成立した大モンゴル国は、その後継者たちにより、ユーラシア大陸全土へその版図を広げていった。その後、皇位争いに勝利し、国号を「大元」と改めた世祖クビライが1279年に南宋を攻略したことにより、中国史に新たな統一王朝の名を刻むこととなる―元朝である。中国史における「元朝」とはいかなる存在であったのか―。冷戦終結に伴う史料環境・研究環境の変化により、長足の進展をなしてきたモンゴル帝国史・元朝史研究の成果を受け、元代の政治・制度、社会・宗教、文化の展開の諸相、国際関係などを多面的に考察。さらには元朝をめぐる学問史を検討することにより、新たな元朝史研究の起点を示す。

目次:
カラー口絵『書史会要』(台湾国家図書館蔵洪武九年刊本)ほか
序言(櫻井智美)
導論―クビライ登極以前のモンゴル帝国の歴史(渡辺健哉)
元朝皇帝系図
本書所載論考関係年表
元朝皇帝一覧

Ⅰ 元代の政治・制度
元代「四階級制」説のその後―「モンゴル人第一主義」と色目人をめぐって(舩田善之)
ジャムチを使う人たち―元朝交通制度の一断面(山本明志)
元代の三都(大都・上都・中都)とその管理(渡辺健哉)
江南の監察官制と元初の推挙システム(櫻井智美)
【コラム】カラホト文書(赤木崇敏)
【コラム】元代における宮室女性の活躍(牛瀟)
元末順帝朝の政局―後至元年間バヤン執政期を中心に(山崎岳)

Ⅱ 元代の社会・宗教
元代の水運と海運―華北と江南はいかにして結びつけられたか(矢澤知行)
モンゴル朝における道仏論争について―『至元辯偽録』に見える禅宗の全真教理解(松下道信)
元版大蔵経の刊行と東アジア(野沢佳美)
【コラム】南宋最後の皇帝とチベット仏教(中村淳)
【コラム】夷狄に便利な朱子学―朱子学の中華意識と治統論(垣内景子)
回顧されるモンゴル時代―陝西省大荔県拝氏とその祖先顕彰(飯山知保)

Ⅲ 伝統文化とその展開
「知」の混一と出版事業(宮紀子)
白樸の生涯と文学(土屋育子)
「元代文学」を見つめるまなざし(奥野新太郎)
景徳鎮青花瓷器の登場―その生産と流通(徳留大輔)

Ⅳ 元朝をめぐる国際関係
『朴通事』から広がる世界(金文京)
日元間の戦争と交易(中村翼)
日元間の僧侶の往来規模(榎本渉)
モンゴル帝国と北の海の世界(中村和之)
元と南方世界(向正樹)

Ⅴ 研究の進展の中で
書き換えられた世界史教科書―モンゴル=元朝史研究進展の所産(村岡倫)
史料の刊行から見た二十世紀末日本の元朝史研究(森田憲司)
【コラム】チンギス・カンは源義経ではない―同一人物説に立ちはだかる史実の壁(村岡倫)
【コラム】モンゴル時代の石碑を探して―桑原隲蔵と常盤大定の調査記録から(渡辺健哉)
【コラム】『混一疆理歴代国都之図』の再発見(渡邊久)
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