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東アジアにおける知の往還 /アジア遊学255
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館,高麗大学校グローバル日本研究院 編
出版社:勉誠出版
出版年:2021年03月
コード:   200p   ISBN/ISSN 9784585325017
 
価格 3,080円
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東アジアにおける知の動態を明視する

気候危機にパンデミック、市民間の分断…生命をも脅かす大きな困難が次々に起こる現代、我々はいかにして大量の情報を「個」として的確に受け止め、判断の材料に変換できるのか。そのための「知」を下支えするものの根拠を豊富な文献に求め、歴史的経験を留めた表現の集合体から照射することで新規の問いかけに繋げる。第一章「書物と文化」では、文字・絵画・書形が形づくる日本・韓国の書物文化の諸相に着目する。第二章「記録と記憶」では、災難文学および「記録」と文学的言説の往還に目を向け、第三章「都市という舞台」では「江戸」「京城」「パリ」の三都市を舞台に展開された歴史的・文学的営為に着目し、新たな研究への展望が示される。文学史、美術史、思想史、歴史学、アーカイブズ学など、多面的な視角から、東アジアにおける知の往還を描き出す。

目次:

 刊行によせて(ロバート キャンベル)
 刊行によせて(鄭炳浩)
 本書の企画と構成(齋藤真麻理,金秀美)

Ⅰ 書物と文化
 『栄花物語』と朝鮮王朝の宮廷文学―『閑中録』との比較を中心として 桜井宏徳遺稿集の季節―二十世紀前半の日本の言説編制(谷川惠一)
 近代日本の元寇図と『蒙古襲来絵詞』(金容澈)
 〈コラム〉絵画と文字の表現コード―『源氏物語絵巻』を読み解く(金秀美)
 〈コラム〉奈良絵本と『徒然草』―ジャンルを往還するメディア(齋藤真麻理)
 〈コラム〉正方形の本をめぐって(入口敦志)

Ⅱ 記録と記憶
 日本と韓国の災難文学と記憶―セウォル号沈没事件と東日本大震災の災難詩を中心として(鄭炳浩)
 近代福島県富岡町小良ヶ浜の文書管理―複合災害・縁故地・区有文書(西村慎太郎)
 〈コラム〉『三国遺事』を巡るいくつかの知見について(宋浣範)
 言語と減刑―森鷗外『高瀬舟』において(野網摩利子)
 〈コラム〉在日朝鮮人「帰国事業」の記録と記憶の文学(金季杍)

Ⅲ 都市という舞台
 江戸における巨大寺院の復興と講中―築地本願寺の場合(渡辺浩一)
 日本の伝統詩歌に描かれた大都京城の風土(嚴仁卿)
 〈コラム〉『京城日報』と近代都市京城の表象―横光利一の満鉄招請文学講演旅行と「天使」を中心に(金孝順)
 パリが主人公―レティフとメルシエの作品とパリの文学的神話の誕生(ギョーム・カレ)
 〈コラム〉日韓の西洋探偵小説における都市表象―エミール・ガボリオの『ルルージュ事件』を中心に(兪在真)
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