東アジアの歌と文字
/アジア遊学254
真下厚,遠藤耕太郎,波照間永吉 編
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出版社:勉誠出版 |
出版年:2021年02月 |
コード: 208p ISBN/ISSN 9784585325000 |
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声から文字へ、文字から声への往還
声の歌が文字化されたのはいつからだろうか。また、文字との出会いによって声の歌はどう変化したのだろうか。日本古代の『古事記』や『万葉集』、近世琉球の『おもろさうし』、中国少数民族の歌垣など、東アジアの様々な時代・地域・民族において創作されてきた歌表現の文字資料・伝承記録を、文学・民俗学・文化人類学の分野から検討し、声と文字との共存・影響関係、豊かな歌文化の諸相を明らかにする。
目次: 【序言】東アジアにおける歌と文字の出会い(真下厚) 【総論】中国辺境民族の歌と文字のかかわり(遠藤耕太郎) 【総論】琉球歌謡の文字との出会い―『おもろさうし』の記載法を中心に(波照間永吉)
Ⅰ 日本古代における歌と文字 歌における声と文字の出会いと共存(岡部隆志) 古代の歌の命―ある手法の変貌について(リュドミーラ・エルマコーワ)
Ⅱ 琉球王国・沖縄における歌と文字 琉球王国・沖縄における歌と文字―おもろさうし(照屋理) 琉歌と南琉球の抒情歌の文字記録(波照間永吉) 南島歌謡の記録と伝承の諸相―竹富島の巻唄をめぐって(狩俣恵一)
Ⅲ 中国少数民族における歌と文字 壮族の掛け合いうたにおける声と文字(手塚恵子) ペー祭文における声と文字の往還(遠藤耕太郎) 中国湘西苗族の歌と文字(真下厚)
Ⅳ 資料紹介 宮古の古謡と神歌(本永清) ペー族の祭文(遠藤耕太郎)
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