日本画の所在 東アジアの視点から
上製
北澤憲昭 古田亮 編
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出版社:勉誠出版 |
出版年:2020年03月 |
コード: 320p ISBN/ISSN 9784585270553 |
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西洋との邂逅により近代絵画としての「日本画」が誕生して100余年。 近年のグローバリゼーションの展開、東アジアをめぐる情勢の変化は、「日本画」を現代へと続く未解決問題(プロブレマティク)として浮かび上がらせることとなった。 「日本画」はどこから来たのだろうか。今、どこを生きているだろうか。そして、これからどこへ行くのだろうか…。 〈歴史〉〈領域〉〈表現)という3つの視点から、東アジアという場における「日本画」の形成・展開の諸相を歴史的・文化的に把捉し、「日本画」の概念を未来へとひらく画期的成果。
口絵
緒言 古田亮 序論 東アジアのなかの日本画、日本画のなかの東アジア 北澤憲昭
Ⅰ 「歴史」 近代の日本画 その展開と諸様式 古田亮 『NIHONGA』とは何か?―作品制作と展示の具体的観点から チェルシー・フォックスウェル いま「日本画」のソフトは何か 佐藤道信 「〝描く〟絵画から〝塗る〟絵画へ」再考 塩谷純 特 論 東アジア絵画への眼差し―近代「日本画」成立以前 板倉聖哲
Ⅱ 「領域」 「日本画」の主題と表現―アジアとの関係の中で 天野一夫 東アジアの近現代絵画―各国の現場レポートから 荒井経 東京藝術大学日本画の一九八〇年代をめぐって―教員、カリキュラム、入試の変遷から 齋藤典彦 東北画は可能か? Is Tohoku painting possible? 三瀬夏之介 特別寄稿 中国における「岩彩絵画」の現状 胡明哲
Ⅲ 「表現」 現代「日本画」と東アジア―東洋絵画へのまなざし 野地耕一郎 日本画考―創作と教育の現場から 間島秀徳 特別寄稿 絵は、線であり、残骸であり、ゆるぎない。 岡村桂三郎 特別寄稿 「日本画」ではなく「日本の絵画」の特質を考える 峯村敏明
シンポジウム記録 集中討議「日本画の行方」概要 加藤弘子
あとがき 北澤憲昭 執筆者一覧
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