中国・本の情報館~東方書店~
サイト内検索
カートを見る
ログイン ヘルプ お問い合わせ
トップページ 輸入書 国内書 輸入雑誌  
本を探す 検索   ≫詳細検索
詳細情報
和漢のコードと自然表象 十六、七世紀の日本を中心に /アジア遊学246
島尾新,宇野瑞木,亀田和子 編
出版社:勉誠出版
出版年:2020年03月
コード:   272p   ISBN/ISSN 9784585227120
 
価格 3,080円
  <東京店在庫有り>
東京店に在庫がございます。少部数のものもございますので、ご来店の場合は直接お問合せください。
 
カートに入れる
自然なるものはどのように理解され、あらわされ、再生産されてきたのか―

前近代の日本において、和漢の文化体系は、各時代ごとの変容・刷新を経つつも、思考・感性の基盤として通奏低音のごとく響き続けた。
特に漢文化は先例としての規範性から大きな影響を有し、和文化のなかで融合・内在化・再解釈されていった。
それは、人びとが、自らを取りまく環境、自然をどのように感じ、捉え、表象したのか、ということにも強く作用した。
列島における社会構造的・環境的転換期である十六~七世紀に着目し、文学、美術、芸能、歴史学等、分野横断的な視角から、自然と人との関係を問い直す。

目次:
序(島尾新)
総論(宇野瑞木)

Ⅰ 「内在化」のかたち
室町時代における「漢」の「自然表象」(島尾新)
二十四孝図と四季表象―大舜図の「耕春」を中心に(宇野瑞木)
日光東照宮の人物彫刻と中国故事(入口敦志)
「環境」としての中国絵画コレクション―「夏秋冬山水図」(金地院、久遠寺)におけるテキストの不在と自然観の相互作用(塚本麿充)
江戸狩野派における雪舟山水画様式の伝播―狩野探幽「雪舟山水図巻」について(野田麻美)
四天王寺絵堂《聖徳太子絵伝》の画中に潜む曲水宴図(亀田和子)
コラム モノと知識の集散―十六世紀から十七世紀へ(堀川貴司)

Ⅱ コード化された自然
「九相詩絵巻」の自然表象―死体をめぐる漢詩と和歌(山本聡美)
『源氏物語』幻巻の四季と浦島伝説―亀比売としての紫の上(永井久美子)
歌枕の再編と回帰―「都」が描かれるとき(井戸美里)
十七世紀の語り物にみえる自然表象―道行とその絵画を手がかり(粂汐里)
寛政期の京都近郊臥遊(マシュー・マッケルウェイ)

Ⅲ 人ならざるものとの交感
人ならざるものとの交感(黒田智)
金春禅竹と自然表象(高橋悠介)
「人臭い」話 資料稿―異界は厳しい(徳田和夫)
お伽草子擬人物における異類と人間との関係性―相互不干渉の不文律をめぐって(伊藤慎吾)
室町物語と玄宗皇帝絵―『付喪神絵巻』を起点として(齋藤真麻理)
エコクリティシズムと日本古典文学研究のあいだ―石牟礼道子の〈かたり〉から(山田悠介)

あとがき(亀田和子)
中国・本の情報館~東方書店 東方書店トップページへ
会社案内 - ご注文の方法 - ユーザ規約 - 個人情報について - 著作権について