アジアの死と鎮魂・追善
/アジア遊学 245
原田正俊 編集
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出版社:勉誠出版 |
出版年:2020年03月 |
コード: 208p ISBN/ISSN 9784585227113 |
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臨終や葬儀、鎮魂など儀礼の展開は、各時代、各地域において多様な様相をみせ、それらはアジア全体で共通する要素も多い。 儒教・仏教・道教は、盛んに死の意味づけ、儀式内容の意義を説き、社会のなかに儀礼を定着させ、祭祀の対象としての絵画・仏像などの造形物、往生伝のような説話も広まっていった。 人々は「死」をどうとらえ、どのような文化を創り出したのか。 アジアにおける死と鎮魂についての文化を歴史学・思想史の立場から考察する。
目次 序文 原田正俊
Ⅰ臨終・死の儀礼と遺体 道教の死体観 三浦國雄 日本古代中世の死の作法と東アジア 原田正俊 契丹人貴族階層における追薦 藤原崇人 佐藤一斎『哀敬編』について―日本陽明学者の新たな儒教葬祭書 吾妻重二 北京におけるパンチェン・ラマ六世の客死と葬送 池尻陽子
Ⅱ鎮魂・追善と社会 慰霊としての「鎮」の創出―「鎮護国家」思想形成過程の一齣として 佐藤文子 神泉苑御霊会と聖体護持 西本昌弘 南北朝期における幕府の鎮魂仏事と五山禅林―文和三年の水陸会を中心に 康昊 烈女・厲鬼・御霊―東アジアにおける自殺者・横死者の慰霊と祭祀 井上智勝 照月寿光信女と近世七条仏師 長谷洋一 華人の亡魂救済について―シンガポールの中元行事を中心に 二階堂善弘
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