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前近代東アジアにおける〈術数文化〉 /アジア遊学244
水口幹記 編
出版社:勉誠出版
出版年:2020年02月
コード:   314p   ISBN/ISSN 9784585227106
 
価格 3,520円
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天文学・数学・地理学など自然科学分野と、易を中心とした占術が複雑に絡み合った思想・学問である「術数」。術数は前近代を通じて東アジアの国々に広く伝播し、それぞれの社会に深く浸透してゆくことで、それぞれの民族文化の形成にも強い影響を与えた。本書では、幅広い文化的現象を統合する用語として〈術数文化〉というキータームを設定し、これまでの研究では看過されがちであった理論・思想以外の事象―文学・学術・建築物などへの影響や受容―を対象とし、地域への伝播・展開の様相を通時的に検討する。中国中心の術数研究から東アジアの術数研究への展開を望む一冊。

目次:
序(水口幹記
総論 〈術数文化〉という用語の可能性について(水口幹記)

Ⅰ 〈術数文化〉の形成・伝播
 人日と臘日―年中行事の術数学的考察(武田時昌)
 堪輿占考(名和敏光)
 味と香(清水浩子)
 郭璞『易洞林』と干宝『捜神記』―東晋はじめ、怪異記述のゆくえ(佐野誠子)
 白居易新楽府「井底引銀瓶(止淫奔也」に詠われる「瓶沈簪折」について―唐詩に垣間見える術数文化(山崎藍)
 引用書から見た『天地瑞祥志』の特徴―『開元占経』及び『稽瑞』所引の『漢書』注釈との比較から(洲脇武志)
 宋『乾象新書』始末(田中良明)
 獣頭の吉鳳「吉利・富貴」について―日中韓の祥瑞情報を手がかりに(松浦史子)
 三善清行「革命勘文」に見られる緯学思想と七~九世紀の東アジア政治(孫英剛)

Ⅱ 〈術数文化〉の伝播・展開
 ベトナムにおける祥瑞文化の伝播と展開―李朝(一〇〇九~一二二五)の霊獣世界を中心にして(ファム・レ・フイ)
 漢喃研究院に所蔵されるベトナム漢喃堪輿(風水)資料の紹介(チン・カック・マイン,グエン・クォック・カイン)
 漢喃暦法の文献における二十八宿に関する概要(グエン・コン・ヴィエット)
 ベトナム阮朝における天文五行占の受容と禁書政策(佐々木聡)
 『越甸幽霊集録』における神との交流(佐野愛子)
 「新羅海賊」と神・仏への祈り(鄭淳一)
 『観象玩占』にみる東アジアの術数文化(髙橋あやの)
 日本古代の呪符文化(山下克明)
 平安時代における後産と医術/呪術(深澤瞳)
 江戸初期の寺社建築空間における説話画の展開―西本願寺御影堂の蟇股彫刻「二十四孝図」を中心に(宇野瑞木)
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