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菜の花と人間の文化史 アブラナ科植物の栽培・利用と食文化 /アジア遊学235
武田和哉,渡辺正夫 編
出版社:勉誠出版
出版年:2019年06月
コード:   240p   ISBN/ISSN 9784585227014
 
価格 3,520円
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アブラナ科植物は、アジアの米主食文化の中では重要な副食食材である。ハクサイ・カブ、ダイコン、キャベツ・ブロッコリー、カラシナ、ワサビ等が該当し、これらは大変なじみ深い存在である。また、日本では歴史的に見て、搾油用の作物として重視されていた時期があり、さらに近年の低炭素社会実現に向けて環境意識の高まりの中で再評価されつつある。こうしたアブラナ科植物の品種や生殖上の特質、ならびに伝播・栽培や食文化、社会との接点等に関する諸問題について、農学系と人文学系の研究者がそれぞれの専門研究視点から意欲的に取り組んだ学融合的研究成果。

目次:
カラー口絵
総論
アブラナ科植物の現在―今、なぜアブラナ科植物なのか―(武田和哉,渡辺正夫)

Ⅰ アブラナ科植物とはなにか
 アブラナ科植物と人間文化―日本社会を中心に(武田和哉)
 アブラナ科植物について(渡辺正夫)
 植物の生殖の仕組みとアブラナ科植物の自家不和合性(渡辺正夫)
 コラム1 バイオインフォマティクスとはなにか(矢野健太郎)

Ⅱ アジアにおけるアブラナ科作物と人間社会
 アブラナ科栽培植物の伝播と呼称(等々力政彦)
 中国におけるアブラナ科植物の栽培とその歴史(江川式部)
 パーリ仏典にみられるカラシナの諸相(清水洋平)
 アブラナ科作物とイネとの出会い(佐藤雅志)
 コラム2 栽培と食文化がつなぐ東アジア(鳥山欽哉)
 コラム3 植えて・収穫して・食べる―中国史の中のアブラナ科植物―(江川式部)

Ⅲ 日本におけるアブラナ科作物と人間社会
 日本国内遺跡出土資料からみたアブラナ科植物栽培の痕跡(武田和哉)
 日本古代のアブラナ科植物(吉川真司)
 日本中世におけるアブラナ科作物と仏教文化(横内裕人)
 最新の育種学研究から見たアブラナ科植物の諸相―江戸時代のアブラナ科野菜の品種改良―(鳥山欽哉)
 コラム4 奈良・平安時代のワサビとカラシ(吉川真司)
 コラム5 ノザワナの誕生(等々力政彦)
 コラム6 近世から現代に至るまでの日本社会におけるナタネ作付と製油業の展開の諸相(武田和哉)

Ⅳ アブラナ科作物と人間社会の現状と将来展望 
 学校教育現場での取り組み―今、なぜ、植物を用いたアウトリーチ活動が重要なのか―(渡辺正夫)
 植物文化学の先学者たちの足跡と今後の展望―領域融合型研究の課題点と可能性―(武田和哉)
 コラム7 アブラナ科植物遺伝資源に関わる海外学術調査研究―名古屋議定書の発効で遺伝資源の海外学術調査研究は何が変わるか―(佐藤雅志)

編集後記
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