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文化装置としての日本漢文学 /アジア遊学229
滝川幸司,中本大,福島理子,合山林太郎 編
出版社:勉誠出版
出版年:2019年01月
コード:   240p   ISBN/ISSN 9784585226956
 
価格 3,080円
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日本漢文学研究の新たな展開

古代から近代まで、日本人は、つねに漢詩や漢文とともにあった。本書は、最新の知見を踏まえた分析や、様々な言語圏及び国・地域における論考を集め、日本漢文学についての新たな通史的ヴィジョンを提示する。研究史を概括しつつ、とくに政治や学問、和歌など他ジャンルの文芸などとの関係を明らかにしながら、文化装置としての日本漢詩文の姿をダイナミックに描き出す。

目次:
Ⅰ 古代・中世漢文学研究の射程
 平安朝漢文学の基層―大学寮紀伝道と漢詩人たち 滝川幸司
 長安の月、洛陽の花―日本古典詩歌の題材となった中国の景観 高兵兵
 後宇多院の上丁御会をめぐって 仁木夏実
 誰のための「五山文学」か―受容者の視点から見た五山禅林文壇の発信力 中本大
Ⅱ 江戸漢詩における「唐」と「宋」
 語法から見る近世詩人たちの個性―“エクソフォニー”としての漢詩という視点から 福島理子
 室鳩巣の和陶詩―模倣的作詩における宋詩の影響 山本嘉孝
 竹枝詞の変容―詩風変遷と日本化 新稲法子
 近世後期の詩人における中唐・晩唐 鷲原知良
Ⅲ 東アジア漢文交流の現実
 通信使使行中の詩文唱和における朝鮮側の立場―申維翰の自作の再利用をめぐって 康盛国
 蘇州における吉嗣拝山 長尾直茂
Ⅳ 漢詩・和歌が統べる幕末・維新期の社会
 幕末志士はなぜ和歌を詠んだのか―漢詩文化の中の和歌 青山英正
 漢詩と和歌による挨拶―森春濤と国島清 日野俊彦
 西郷隆盛の漢詩と明治初期の詞華集 合山林太郎
Ⅴ 近代社会の礎としての漢学―教育との関わりから
 明治日本における学術・教学の形成と漢学 町泉寿郎
 懐徳堂と近現代日本の社会 湯浅邦弘
Ⅵ 新たな波―世界の漢文学研究と日本漢詩文
 英語圏における日本漢文学研究の現状と展望 マシュー・フレーリ
 朝鮮後期の漢文学における公安派受容の様相 姜明官(康盛国 訳)
 越境して伝播し、同文の思想のもと混淆し、一つの民族を想像する―台湾における頼山陽の受容史(一八九五~一九四五) 黄美娥(森岡ゆかり・合山林太郎 訳)
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