古代中国の裏社会 伝説の任侠と路地裏の物語
/平凡社新書
柿沼陽平
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出版社:平凡社 |
出版年:2025年03月 |
コード: 304p ISBN/ISSN 9784582860788 |
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義に厚い一方で、贋金づくりや殺人などの犯罪行為を繰り返す任侠。前漢時代の大任侠・郭解の生涯を辿りながら、彼らの実態に迫る。
約束事を重んじ、身命を賭して他人の窮状を救う一方で、殺人や強盗のほか、ニセガネ作りなどの犯罪行為にも手を染める任俠。『史記』游俠列伝で数多くの人物が取り上げられるなかで、その筆頭に挙げられるなど、司馬遷の評価が最も高い、前漢時代を生きた大任俠・郭解に焦点を当てて、古代中国社会の裏側を切り開く。 古代中国の日常の風景を描き出した著者が明らかにする、国家の法秩序の及ばない「裏」の世界とはどのようなものなのか。膨大な史料を綿密に読み込み、徹底した比較・検証をしたうえで、ストーリー仕立てにすることで読みやすさも追求した、必読の一冊。
【目次】 プロローグ――古代中国の裏社会へ 第一章 暗殺の顚末 第二章 郭解の家柄 第三章 血塗られた経歴――「少年」から大任俠へ 第四章 ニセガネと組織犯罪 第五章 呉楚七国の乱と任俠 第六章 轟く俠名、武帝に届く 第七章 勅命との対峙 第八章 郭解の最期――そして伝説へ エピローグ
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