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台湾有事 米中衝突というリスク /平凡社新書
清水克彦
出版社:平凡社
出版年:2021年10月
コード:   256p   ISBN/ISSN 9784582859874
 
価格 946円
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中国の台湾への武力行使に端を発した、米中による軍事衝突のリスクが高まっている。
台湾問題の解決と祖国統一は歴史的任務と明言し、覇権主義的な行動を強める中国と、
インド太平洋で軍事プレゼンスを維持したいアメリカ。
両国が軍事衝突すれば、日本も無関係ではいられない。
長く国際情勢を取材してきたジャーナリストが、米中それぞれの思惑、日本の課題を解説する。


目次:

はじめに
 高まる米中衝突のリスク
 巻き込まれる日本

第一章 「台湾有事」のシナリオ
 「蔡英文圧勝」という誤算
 「台湾アイデンティティー」の変化
 習近平の野望
 三つの一〇〇周年
 アメリカ・インド太平洋軍司令官の予測……
 本音のコラム①台湾を知れば世界がわかる

第二章 「不屈の意思」台湾・蔡英文総統
 パイナップル禁輸騒動
 新型コロナウイルスワクチンの罠
 初の女性総統誕生
 反中派ではなかった大学教授
 中国には屈しない「鉄の女」へ……
 本音のコラム②海外支局はないけれど……

第三章 「非民主」中国・習近平国家主席
 習近平という人物
 神格化された習近平
 台湾海峡危機での敗北
 経済成長で他国を支配できる国へ
 経済覇権
 デジタル覇権
 批判が許されない国……
 本音のコラム③新型コロナウイルスとラジオ報道

第四章 意外に強いアメリカ・バイデン大統領
 戻ってきたアメリカ
 間違ってきた対中政策
 ミラクル・ジョー
 期待値が低かったバイデン
 バイデンの対中政策
 政権中枢を固める凄腕の側近たち……
 本音のコラム④スペシャリストか、オールラウンダーか

第五章 長期化する米中戦争と軍事衝突
 トランプと習近平の共通項
 良好だった米中関係
 デカップリングと貿易戦争
 敵視政策への転換と出口なき米中戦争
 存在感を示したトランプ
 本音のコラム⑤海外取材は通訳しだい

第六章 指導者なき日本の安全保障
 有事にも場当たり的な宰相
 自助では守れない尖閣諸島
 進んだ南西シフトと法整備
 台湾海域は大事なシーレーン
 吉田ドクトリンと安倍ドクトリン……
 本音のコラム⑥スーパーを見れば世界が見える

おわりに
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