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米中衝突の結末 日本は孤立し、自立する /日高義樹論考集 上製
日高義樹
出版社:PHP研究所
出版年:2019年09月
コード:   266p   ISBN/ISSN 9784569843643
 
価格 1,760円
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習近平主席「強硬外交」の大誤算。果てしない貿易戦争の果てにあるアメリカの完全勝利、中華帝国の衰亡、そして日本の復活が見える。日本人の多くは米中貿易戦争の結末を勘違いしている。この戦いは「中国製造2025」とアメリカ製造業の競争などというまともな話ではない。共産党が民間企業に補助金を与えて輸出価格をダンピングし、利益を得る不正な経済構造を潰さない限り、世界経済の低迷は止まらない、ということだ。だから中国の経済構造、サプライチェーン網が「ぶっ壊れる」までトランプ大統領は攻撃をやめないだろう。習近平主席が夢見る一帯一路の「中華帝国」は、帝国の条件である「人口・食糧・エネルギー」を兼ね備えておらず、失敗に終わらざるをえない。そして両国によい顔をしようとする安倍外交は結局のところ、どちらの理解も得られず一人ぼっちの境遇に陥る。しかし、問題はそこからだ。トランプ再選、習近平敗北の状況は孤立した日本に唯一最後の「自立のチャンス」を与えるだろう。これ以上リアルな見方はない、といってよい透徹したビジョンが日米中の角逐関係を射抜く。

目次:
第一章 石油新時代と日米安保体制の終焉
第二章 中国のダンピングが世界経済を潰した
第三章 中国サプライチェーンの終焉
第四章 イデオロギーのない強靱さ
第五章 トランプ化するアメリカ
第六章 台頭するアメリカの新しい政治勢力
第七章 フェイクだったロシア疑惑
第八章 習近平の大誤算
第九章 通商戦争から軍事対決へ
第十章 中国は大英帝国にはなれない
第十一章 アメリカに敗れ去る中国
第十二章 トランプ対中国戦略の強さの秘密
第十三章 米国の誤算、日本の幻想
第十四章 日本は孤立し、独立する
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