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中国演劇の二十世紀―中国話劇史概況 上製
瀬戸宏 著
出版社:東方書店
出版年:1999年04月
コード:00532   296p   ISBN/ISSN 4-497-99558-5
 
価格 2,640円
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中国話劇100年の歴史を概観する待望の書!
清末の京劇改良の動きや外国演劇の影響を受けて誕生した中国の現代演劇「話劇」。日本の新劇に大いに刺激を受けた留学生達が活躍した草創期から、日本軍占領下の魔都・上海や国民党地区・共産党地区(解放区)でそれぞれの特色をもった演劇が上演された抗日戦争期、政治が話劇を激しく揺さぶった反右派闘争や文化大革命期、改革開放の流れとともに探索劇など新しい演劇も登場し多様化してきた八十年代以降、そして新しい世紀を迎える今、中国話劇はいかなる未来へ向かうのか。具体的な演目や重要人物の動きとともに中国演劇の流れを逐い、さらに台湾・香港・マカオの演劇状況をも紹介した中国演劇史の決定版。「中国現代演劇史略年表」「日本語訳中国話劇戯曲目録」収録!

編著者のことば
日中間の交流は、八十年代以後それまでは考えられなかったほど強化された。遅れていた演劇交流もしだいに活発化し、日中交流の演劇祭もいくつか開催されている。しかし、私も批判文を書いたことがあるが、その中には演劇交流の実が上がっていないものもある。一回きりの交流に終わっている場合も多い。その理由の一つとして、日本の演劇人に中国演劇に対する情報が不足しているため、中国演劇に強い関心を持つことができず企画も不十分なものになるということがあるだろう。中国現代演劇の概説書刊行すなわち情報提供は、日中演劇交流強化の面からも不可欠といってよい。……本書はこのような情勢を踏まえて、中国学の専門家とその周辺の人だけでなく、中国に関する特別な知識を持たない一般読者にも中国現代演劇を知っていただくことを大きな目的として執筆された。……本書の意図がどれだけ成功したかはわからないが、本書が日本での中国演劇普及の一助となれば著者としてこれほど嬉しいことはない。(「あとがき」より)

構成
まえがき
第一章 話劇以前/第二章 新文化運動と話劇の成立/第三章 プロレタリア演劇の盛衰/第四章 抗日戦争期国統区の話劇/第五章 孤島・淪陥区の話劇/第六章 解放区の話劇/第七章 人民演劇の光と影―建国十七年の話劇(上)/第八章 二つの路線の闘い―建国十七年の話劇(下)/第九章 話劇の実質的空白―文化大革命期の話劇/第十章 話劇破壊か話劇再生か―新時期の話劇/終章 九十年代から二十一世紀へ/付章 台湾と香港・マカオの話劇
あとがき
参考文献/日本語訳中国話劇戯曲目録/中国現代演劇史略年表/索引(人名索引/劇目索引/事項索引)

■編著者紹介
瀬戸 宏(せと ひろし):1952年大阪府生まれ。早稲田大学大学院博士後期課程中国文学専攻単位取得退学。現在、摂南大学国際言語文化学部助教授。中国現代文学演劇専攻。著書:『中国の同時代演劇』(好文出版、1991)他。訳書:『現代中国戯曲集』第一、第三集(晩成書房、1995、1998、共訳)『現代中国短編集』(平凡社、1998、共訳)。日本の小劇場の海外公演にも協力しており、公演報告に『上海の新宿梁山泊』(話劇人社、1993、編著)、『南河内万歳一座中国を行く』(話劇人社、1997、編著)がある。
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