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西太后汽車に乗る 上製
徳齢 著/井関唯史 訳
出版社:東方書店
出版年:1997年08月
コード:00497   208p   ISBN/ISSN 4-497-97526-6
 
価格 1,980円
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知られざる西太后の素顔を描く!
本書は、フランスで教育を受けたDer Ling(徳齢)がその後女官として西太后の側に仕えた際の思い出をつづった作品、“Imperial Incense”(1933年)の秦痩鴎による中国語訳『御香縹緲録』(1936年)から、「奉天汽車旅行」の部分を抄訳したものである。伝説に満ちた独裁者・西太后が、故郷の奉天に最初で最後の汽車旅行をしたときのようすを興味深く描く。

編著者のことば
著者徳齢は、満清貴族裕庚の娘として生まれた。外交官であった父の任地フランスで教育を受けた後、帰国して妹の容齢とともに二年近く西太后に仕えた。後にアメリカの外交官と結婚してアメリカに帰化し、清朝宮廷での体験に基づく数篇の著作を残している。徳齢の著述にはかなり事実と相違する点があることが、徳齢と同時に出仕し、姉よりも長く西太后の女官を務めた妹の容齢によって、『御香縹緲録』序文で指摘されている。しかし、彼女の著作の魅力は、国外で教育を受け、新しいデモクラシーの空気を吸った一人の女性が、表向きは清朝宮廷内の厳しい掟に服しながら、独裁者として知られた西太后という人物にさまざまな面から客観的な分析、批判を加えていることにあろう。(「訳者あとがき」より)

構成
1 思い出の熱河離宮/2 御用列車/3 御用列車乗務員の苦労/4 随行大臣たち/5 豪勢な御衣装車両/6 一度の食事に百皿の料理/7 西太后の女官長/8 車上の小朝廷/9 西太后にとっての速度と時間/10 見事な沿線風景/11 西太后の故郷奉天着/12 盛京(奉天)宮殿/13 歴代皇帝の遺品/14 帰京
訳者あとがき

■編著者紹介
徳 齢(とく れい):1899年、外交官である父の任地フランスで教育をうける。帰国後1903年に妹の容麗とともに西太后の女官となる。1905年、父の病気で退官して上海に住み、アメリカ副領事ホワイトと結婚。まもなく夫の転職にともないアメリカに行き帰化する。1910年頃から宮廷での生活体験に基づく著作数篇を執筆して刊行。1944年、カナダでの自動車事故で死亡。60歳前後。
井関 唯史(いせき ただし):1909年、北海道稚内生まれ。1913年、両親とともに大連に渡る。その後、北京・清華大学、ハルピン法政学院で学び、1937年、南満州鉄道(株)に入社する。1955年、日本へ帰国後、日中貿易会社に勤め、1975年には東方書店に入社し書籍編集に携わる。
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