香港―多層都市
/現代亜州城市観察
上製
向井裕一 構成・写真+造本/村松伸 文/竹中晶子 英訳
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出版社:東方書店 |
出版年:1997年07月 |
コード:00495 192p ISBN/ISSN 4-497-97520-7 |
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世紀末香港を彩る都市曼荼羅! ケージ・ハウス、超高級マンション、ペニンシュラ・ホテルのスイート・ルーム、セントラル・プラザや中国銀行の最上階、今はない九龍城砦……。さまざまな空間を生き生きと伝える動画と多数の写真、その住人や街の作り手たちへのインタビュー。普通の旅行では味わえないディープな香港を体感できる。建築を主軸に、過去・現在そして未来の展望まで、縦横無尽の都市観察。日本語、英語を併記。CD-ROM1枚付き。●編著者のことば アジアの都市のフィールド・ワークを研究の手段としているこのぼくは、歩けば歩くほどいつもジレンマに悩まされる。自らの感動を文章や研究にした途端、その感動は一挙に萎えてしまう、だが、ひとに伝えたい、そんなジレンマである。……CD-ROM、それはこの長い間のぼくのジレンマを一挙に解消する手段である。写真と動画、そんなものがCD-ROMに押し込められていて、文章と一体化して、読み手にぼくが得たと同じ感動を伝達する。(「はじめに」より)
●構成 ▼BOOK はじめに I 多層都市香港の空間的諸相 さまざまな住空間について、住人だけでなく空間の作り手にまで目を向けて都市分析を展開する。 1.ネットワーク移動都市/2.極限居住/3.香港シノワズリ/4.「香港オタク」たちの楽園/5.九龍城砦の記憶/6.埋め立てシンドローム/7.最上階の天国と地獄/8.路上の一日 9.香港の未来を作る II 植民都市香港の断片的諸相 モノクロ写真約50点で構成。フレームに切り取られた光と影から浮かび上がるのは植民都市の記憶か、新たなる香港の姿か。 III 香港の都市空間を読む 香港島に初めてイギリス国旗が揚がってからおよそ150年。その間の都市の移り変わりを一気に展望する 1.女王陛下夫妻の祝福―港市型植民都市/2.シティ・オブ・ヴィクトリア―定住植民都市/3.中西二重都市の起源―中国人のフロンティア/4.コルビュジエ都市の光と影/5.象徴・空港・定住―世紀末香港の未来 あとがき/参考文献/図版出典/CD-ROMについて ▼CD-ROM I 多層都市香港の空間的諸相/II 植民都市香港の断片的諸相/III 香港の都市空間を読む 本の章に応じたカラー写真が約500点、360度の視界を90度づつ回転して見ることができる写真によるヴァーチャルウオークスルーが5本、風水師へのインタビューや九龍城砦、スターフェリー等の動画等が収録されている。本を読みながらCD-ROMを見る、CD-ROMを見ながら本を読むどちらも可能な構成で香港を多角的にとりあげる。 ▼動作環境 [Macintosh] ■パーソナルコンピュータ/ただし、 以下の条件を満たしていることが必要です。 ■CPU:68040以上のCPUを持つもの/PowerPCを推奨 ■メモリ:8MB以上の空きエリア ■CD-ROMドライブ:転送速度300kb/s以上 ■ディスプレイ:解像度640×480ドット以上、 フルカラー発色 ■マウス ■OS:System 7.5.3以上 ■QuickTime2.1以上 [Windows] ■パーソナルコンピュータ/ただし、 以下の条件を満たしていることが必要です。 ■CPU:i486 DX2/66MHz以上のCPUを持つもの /Pentium90MHz以上を推奨 ■メモリ:8MB以上の空きエリア ■CD-ROMドライブ:転送速度300kb/s以上 ■ディスプレイ:解像度640×480ドット以上、 フルカラー発色 ■マウス ■WAVEファイルの再生が可能なサウンドデバイス、スピーカーまたはヘッドフォン ■OS::Windows 95以上 ■QuickTime for Windows 2.1以上
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■編著者紹介
向井 裕一(むかい ひろかず):グラフィック・デザイナー。主な仕事に『スーパー・デザイニング』(玄光社)の企画・デザイン、CD-ROM『文字の力』(F2)、『デジタルメディア・クックブック』(ソフトバンク)の企画・編集・デザインなどがある。 村松 伸(むらまつ しん):工学博士、東京大学生産技術研究所助手。主著に『上海―都市と建築』(PARCO出版)、『超級アジア・モダン』(鹿島出版会)、『アジアン・スタイル』(筑摩書房)などがある。 竹中 晶子(たけなか あきこ ):マサチューセッツ工科大学建築学科修士課程修了後、リサーチ、翻訳に携わる。アメリカ在住。
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