●編著者のことば
日本の友人の大方にとって、気功の練習のために毎日一時間を捻出することはできない相談です。……それでは、日本の友人たちは気功の恩恵にあずかれないのではないか。―そこで、私は、来日をはじめてからの研究の成果や経緯から、日本人独自の生活リズムに結びつけて、一連の、日本人向きの功法を案出しました。……どの功法もだいたい五分あればできるようになっているし、原則として一日三回もやれば十分です。（「まえがき」より）

●構成
まえがき
理論篇
きっすいの中国気功とは／気功発展の歴史／気功の特徴／気功の分類／気功鍛錬のキーポイント／気功鍛錬の基本原則／気功療法の長所／気功療法のメカニズム
実践篇
準備と収功
（神経系）心身疲労、ストレス過剰／不眠、動悸／緊張、不安、あせり、神経の痛み
（心臓血管系）高血圧／低血圧／冠状動脈性心臓病
（呼吸器系）かぜ／ぜんそく
（消化器系）胃弱、胃の痛み・胃のもたれ、胸やけ、食欲不振／胃潰瘍、十二指腸潰瘍／痔／便秘
（泌尿器系）頻尿
（新陳代謝系）糖尿病／冷え性／肥満
（皮膚系）アトピー性皮膚炎、湿疹、じんま疹、外陰部のかゆみ、肛門のかゆみ／にきび／脱毛、白髪
（五官系）仮性近視、眼精疲労／花粉症／鼻炎／歯痛、歯茎のはれ、歯槽膿漏／口内炎／乗り物酔い／耳鳴り、中耳炎
（女性のなやみ）生理痛、生理不順／おりもの／不妊／更年期障害
（男性のなやみ）インポテンツ／早漏
（関節系）関節炎
（各種の痛み）頭痛／肩の痛み／胸の痛み／腰・背の痛み／腹の痛み／脚の痛み