●編著者のことば
資料選択の主な基準としては、1）中国の経済・経営管理の思想、経験をよく示したもの、2）各時期の政策路線の歴史的動向と性格をよく反映したもの、3）中国政府と党の公式文献（法律、条例、弁法、規定、決定、報告、社説など）であること、である。ただし、3）に必ずしも該当しないが、1）または2）の観点から選択した資料も一部ある。……1949年から1992年までの中華人民共和国の歴史は、政策路線の変遷からみれば、1949年から1956年までのソ連の経験をモデルとした社会主義計画経済体制の形成期、1957年から1959年までの中国の独自の社会主義建設を模索した大躍進期、その大躍進政策が挫折した後の1960年から1965年までの経済立て直しの時期、毛沢東の革命理念に基づく社会主義路線を追求した1966年から1976年までの文化大革命期、その後、短い過渡期を経て、1978年末から現在まで続く改革・開放期に区分できる。本資料集は、上記の時期区分に基づいて各時期から主要な資料を選択している。（「あとがき」より）

●構成
あいさつ／まえがき／凡例
資料集（1949年から1992年までの123の資料を発表年月日順に掲載）
中国経営・経済関係資料年表
あとがき―若干の解説