雲烟の国―風土から見た中国文化論
／東方選書24
合山究 著
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| 出版社：東方書店 |
| 出版年：1993年04月 |
| コード：00357 240p ISBN/ISSN 4-497-93388-1 |
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気・神仙・山水・龍……中国文化の謎に迫る！
中国は、その長い歴史において、独特の文化を数多く生み出してきた。それでは、中国ではなぜそのような独自の文化が形成されたのだろうか。なぜ「気」の思想が栄えたのだろうか。なぜ老荘思想や神仙思想が起こったのだろうか。なぜ山水画や水墨画が描かれ、龍が愛好され、反り屋根を戴く建築物が築かれ、『西遊記』のような奇書が著されたのだろうか。なぜ中国人は独特の行動・思考様式を持つようになったのだろうか。「風土論」に着目し、「雲烟」をキーワードとしてこれらの疑問に解析を加え、雲や霧に包まれた朦朧とした世界こそ中国文化の基盤であると主張する本書は、独自の視点から中国文化の本質に鋭く迫った、これまでにないユニークな中国文化論である。
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■編著者紹介
合山 究（ごうやま きわむ）：1942年大分県生まれ。九州大学文学部卒業、同大学院博士課程中退。九州大学助手、岐阜大学講師、九州大学助教授を経て、現在、九州大学教授。『論語解釈の疑問と解明』『明代清言集』『「紅楼夢」新論』、林語堂『蘇東坡』（翻訳）など著訳書多数。
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