中国占星術の世界
／東方選書22
橋本敬造 著
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| 出版社：東方書店 |
| 出版年：1993年02月 |
| コード：00347 210p ISBN/ISSN 4-497-92370-3 |
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星に運命を見た古代中国人の宇宙観を探る！
古代中国においては、暦を作成するために精密な天文暦学が発達すると同時に、そこから派生した占星術も社会の中で重要な役割を果たしていた。中国の占星術は、主に個人の運命を占う西洋占星術とは役割が異なり、王朝国家のために存在していた。そして陰陽五行思想や自然哲学的な宇宙観・世界観と結びついて、特徴的な「天文占」の体系が構築されていった。それは、中国人の思考様式の原点といえるほどの影響を後世に及ぼし、中国の思想・科学・歴史を研究する上で欠かせない要素となったのである。本書では、科学史的なアプローチから中国独特の占星術の起源、発展の過程、基礎理論を検証し、占星術が古代社会においてどのような意味を持ち、どのように用いられ、どのような影響を中国文化に与えたのかを、実例を挙げて考察する。
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■編著者紹介
橋本 敬造（はしもと けいぞう）：1941年兵庫県生まれ。京都大学大学院理学研究科修了。同大学人文科学研究所助手を経て、ケンブリッジ大学科学史科学論の博士課程を修了し、後にPh.Dを授与される。現在、関西大学教授。科学史科学論、中国科学史専攻。“Hsu Kuang-ch''I and Astronomical Reform”、『科学と技術への視角』、“East Asian Tradition: Tradition and Beyond”（共編）、ニーダム『文明の滴定』（翻訳）、同『中国の科学と文明』（共訳）など著訳書多数。
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