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中国書道の基礎的研究 上製
塚田康信 著
出版社:東方書店
出版年:1992年03月
コード:00318   420p   ISBN/ISSN 4-497-92339-8
 
価格 8,330円
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書の歴史から理論まで、具体例をあげて論述!
本書の内容は三つに分けられる。第一編は書学・書論として、晩唐の張彦遠の撰になる『歴代名画記』の原典の考察をもとにして、特に立意意先という書学の原典にさかのぼり、そこを立脚点として芸術としての書の定義その内容と形式を、どこにどのように求めるべきであるかという本質的な問題について考察検討を加える。第二編は名碑・刻石を書論にみえる評価とその影響などを明らかにしつつ研究していく。第三編は書道史跡として主に書の名碑・碣・刻石に直接かかわり、あるいは研究の周辺に関連する間接的な史跡、文化財などあわせて77か所について、実見をもとに教育上の指導資料という立場から要点的に考察と解説を加える。

編著者のことば
……書の理論体系を成りたたせる基本としての立意、創作活動の第一義的な意先、書の源流と変遷、その昇降盛衰などについて、つとめてこれを歴史上の事実に求め理論化への構想のなかで、書の学問的な位置づけという、古くて新しくしかも今なおその定着をみない問題をみすえながら研究を進めた。したがって世上一般に考えられている書、すなわち単なる技術的な問題としての師法の授受、類型化された書作展、あるいは趣味性に埋没した特殊な美意識の追求といった閉鎖的な体質をもつ偏狭な書芸術の分野とは、いさぎよい決別を促している。(「あとがき」より)

構成

第一編 書学・書論
第1章 歴代名画記/第2章 碑の起源と形式/第3章 龍門石窟と造像記/第4章 懐素の革新的書法/第5章 蘭亭記/第6章 墓誌/第7章 晋代の芸術思潮―王羲之を中心として
第二編 名碑・刻石
第1章 玄奘法師と雁塔聖教序/第2章 大秦景教流行中国碑/第3章 千字文/第4章 曲阜孔子廟碑林/第5章 争坐位稿/第6章 熹平石経/第7章 関中八景図/第8章 石鼓
第三編 書道史跡
はじめに/第1章 陝西―西安/第2章 山東―泰安・曲阜・鄒県/第3章 華北―北京・洛陽/第4章 華中―上海・蘇州・鎮江・揚州・無錫・杭州・紹興・南京/第5章 華南―広州
あとがき

■編著者紹介
塚田 康信(つかだ やすのぶ):1921年長野県生まれ。長野師範学校卒業後、広島高等師範学校を経て広島文理科大学文学科卒業。その後広島県立賀茂高等学校教諭、福岡教育大学特設書道科主任教授、広島文教女子大学教授を歴任。全日本書写書道教育研究会参与、全国大学書道学会会員。著書に『現代の書写・書教育』(共著)、『西安碑林の研究』、『現代書写字典』(共著)等。
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