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毛沢東と中国知識人―延安整風から反右派闘争へ
戴晴 著/小島晋治 解説/田畑佐和子 訳
出版社:東方書店
出版年:1990年12月
コード:00282   336p   ISBN/ISSN 4-497-90311-7
 
価格 1,922円
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歴史に消えた中国知識人たちの真実!
中国の激動の歴史の陰には、常に共産党と知識人の対立の構図があった。権力にすり寄らず自らの信念を貫き、ために時の権力者の怒りをかった三人の人物。革命根拠地延安で共産党の腐敗を厳しく攻撃したために、整風運動の中で毛沢東に名指しで批判、処刑された作家・王実味。解放前農村建設運動に従事、民主党派の指導者として活躍するが、土地改革問題で毛沢東と対立、失脚した哲学者・梁漱溟。光明日報編集長として、百花斉放百家争鳴運動の中、共産党独裁を批判するが反右派闘争で弾圧を受け文化大革命中に失踪したジャーナリスト・儲安平。1989年の天安門事件で投獄された行動派ジャーナリスト・戴晴が、歴史の闇に埋もれてきた膨大な資料と関係者の証言をもとに、禁断の真実に迫る。

編著者のことば
私は89年3月末、北京ではじめて戴晴と会った。文章から予想していたとおりの、快活で情熱的な、エネルギッシュな感じの女性で、運動靴にズボンの小柄できびきびした姿は、50に近い年令とはとても思えない。時期的にもちょうど民主化の機運が盛り上がっているときで、彼女は記者としてあちこちとびまわっていたようすだった。この折に私は彼女の作品を訳していることを告げ、いくつかの疑問点にも答えてもらった。そのたった二か月ほど後に、多くの死者を出すという最悪の事態によって「開放」のプロセスが一気に引き戻されることになろうとは。(「訳者あとがき」より)

構成
王実味と「野百合の花」/梁漱溟と毛沢東/儲安平と「党の天下」
解説―「延安方式」と知識人の運命(小島晋治)/訳者あとがき

■編著者紹介
戴 晴(たい せい):1941年四川省重慶生まれ。葉剣英の養女。1983年光明日報記者に。1989年4月胡耀邦の死を契機に起こった民主化運動では、一貫して学生側を支持、「六四」天安門事件直後、中国共産党脱党を宣言、同年7月動乱の建議により逮捕(90年5月釈放、直後に獄中記『我的入獄』を発表)。近年では巨大プロジェクト三峡ダムのもたらす問題と取り組んでいる。
田畑 佐和子(たばた さわこ):1938年東京生まれ。1960年東京外国語大学中国語科卒業。1962年東京都立大学大学院修士課程修了。中国現代文学専攻。
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