中国・本の情報館~東方書店~
サイト内検索
カートを見る
ログイン ヘルプ お問い合わせ
トップページ 輸入書 国内書 輸入雑誌  
本を探す 検索   ≫詳細検索
詳細情報
中国の家・村・神々―近代華北農村社会論 上製
路遙・佐々木衞 編
出版社:東方書店
出版年:1990年12月
コード:00283   256p   ISBN/ISSN 4-497-90305-2
 
価格 4,057円
  <品切>
現在品切れのため、ご注文を承ることができません。
 
 
近代中国社会の構造を、民衆の生活の中から捉えた論文集
日中両国10名の研究者からなる共同調査団が、山東省、河北省、北京市、天津市の二省二市に属す農村と城鎮を訪れ、1986年から5年間、社会歴史調査を実施。近代中国社会の構造を民衆の生活の中からできるかぎり生きた姿で理解するという目的で行われた。本書にはこの研究の成果である論文9篇を収め、華北農村の現地調査から得た資料、知見、評価を盛り込み、近代中国社会に関心のある読者にさまざまな問題を提起する。

編著者のことば
一九八六年の冬に、調査団として初めて山東省西南部と西北部で調査を実施した。その後一九八八年の夏と秋に、北京地区と天津地区の郊外、及び山東省平原県・鉅野県、一九八九年の冬に、北京と天津地区の郊外を調査した。調査の詳細な内容はまた機会を改めて刊行したいと考えているが、調査から得た資料は我々日本側研究者ばかりでなく、中国側研究者にも新鮮で、大きな衝撃を与えるものであった。共同研究に参加した研究者は各自の研究テーマを持っていたが、衝撃的な資料をこの印象がさめきらない内に、とにかく各自の研究テーマに即して取りまとめたいという逸る気持ちを抑えきらないでいる。調査から提起された新しい問題をどの様に解釈し、研究テーマに取り込むか、参加者が生々しく問題を提起してみようというのが本書の直接の目的である。(「前言」より)

構成
序言(路遙)
前言(佐々木衞)
第一章 家産均分相続の文化と中国農村社会(小林一美)
第二章 近代華北の親族集団にみられる分化と統合(佐々木衞)
第三章 近代華北農村社会の凝集力(任明)
第四章 直隷、山東の武術文化と社会心理の動向(陳振江)
第五章 中国の民間宗教にみられる信仰意識(程歗)
第六章 カトリック布教と郷村社会(佐藤公彦)
第七章 近代華北農村秘密拳会の調査と分析(路遙)
第八章 帝国主義と義和団運動(久保田文次)
第九章 近代ナショナリズムの芽生え(阮芳紀)

■編著者紹介
佐々木 衞(ささき まもる):1948年生まれ。九州大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程修了。山口大学人文学部助教授を経て、現在、神戸大学文学部教授。文学博士。主な編著に『近代中国の社会と民衆文化』(編)、 『中国民衆の社会と秩序』、『中国朝鮮族の移住・家族・エスニシティ』(共編)など。
路 遙(ろ よう):1927年生まれ。山東大学歴史系卒業。現在、山東大学歴史系教授。著書に『義和団運動起源探索』(山東大学出版社、1990年)など。
中国・本の情報館~東方書店 東方書店トップページへ
会社案内 - ご注文の方法 - ユーザ規約 - 個人情報について - 著作権について