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詳細情報
黄河漢詩紀行 上製
渡部英喜 著
出版社:東方書店
出版年:1989年12月
コード:00257   288p   ISBN/ISSN 4-497-89279-4
 
価格 2,456円
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弊社出版物で在庫僅少のものです。
 
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漢詩でたどる黄河6000kmの旅!
中国北部を貫流する黄河の流域は中国文明発祥の地である。本書は、その中国文明の象徴の一つともいえる漢詩の中から、黄河流域を舞台とする歴代の名作約70篇を選び、その世界を再現しようとするユニークな漢詩読本。黄河の流れを下りながら、名勝旧跡を紹介するとともに、時代背景やエピソードを交えつつそこを舞台とする作品を鑑賞する。語釈や詩の解説はもとより、豊富な訪中歴を持つ著者ならではのいきいきと描かれる現地の様子や写真を手引きとして、漢詩になじみにない人も杜甫・李白・白居易などをはじめとする歴代詩人の世界のイメージを平易につかむことができる。

編著者のことば
「将進酒」は鼓吹鐃歌に属する古楽府の題名です。その題を借りて酒を飲め酒を飲めと酒を賛美した歌なのです。……天の川から流れ出た黄河の奔流が海に入って逆流してこないように、また、朝には若々しい黒髪でも夕暮れには雪のような白髪になってしまうように、時はあっという間に過ぎ去って返ってこないものなのですから、人生は思いのままに楽しく過ごすべきだというのです。……「君見ずや黄河の水天上より来るを、奔流海に到って復た廻らず」の歌い出しは奇抜で、李白の面目が表われています。この詩は李白36歳の作品であり、嵩山にある元丹丘の山居で作られたものです。山居の裏山、嵩山の馬嶺から黄河の流れが見えるといいます。(本文より)

構成
まえがき
黄河上游のほとり
河源/臨洮県/銀川市/五原県/杭錦旗/包頭市/固陽県/呼和浩特市
黄河中游のほとり
綏徳県/吉県/代県/忻州市/太原市/汾陽県/臨汾市/新絳県/万栄県/永済県/隴西県/天水市/隴県/鳳翔県/周至県/興平県/咸陽市/長安県/藍田県/西安市/臨潼県/渭南市/潼関県/霊宝県/澠池県/孟津県/洛陽市/偃師県/鞏県
黄河下游のほとり
鄭州市/安陽市/開封市/聊城市/泰安市/済南市/徳州市
作者別索引/黄河流域図

■編著者紹介
渡部 英喜(わたなべ ひでき):1943年新潟県生まれ。二松学舎大学大学院博士課程修了。国士舘大学、立正大学、和洋女子大学などの講師を経て、現在、盛岡大学教授。『古都漢詩紀行』『日本漢詩紀行』(いずれも東方書店)の他、『長江漢詩紀行』『シルクロード漢詩文紀行』『漢詩歳時記』『漢詩百人一首』など編著書多数。
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