清国人日本留学日記―1905―1912年
上製
黄尊三 著/さねとうけいしゅう・佐藤三郎 訳
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出版社:東方書店 |
出版年:1986年04月 |
コード:00157 340p ISBN/ISSN 4-497-86158-9 |
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革命前夜の祖国を後に来日した青年の葛藤! 著者の黄尊三(1883年~?)は1905年に公費留学生として来日し、弘文学院、正則英語学校、早稲田大学を経て明治大学を卒業。1912年に帰国した後は教育に携わった。本書は1933年に発表された彼の『三十年日記』の中から、留学の期間を訳出したものである。祖国に革命の気運が高まる中、軍国主義が台頭する日本に留学した彼の揺れ動く心境、生活・勉学上の悩み、留学生社会の動向、日本社会・文化に対する鋭い観察などが子細に描かれ、一留学生の生活記録であるばかりでなく、当時の日中関係を知る上での貴重な記録でもある。
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■編著者紹介
黄 尊三(こう そんさん):字は達生。1883年中国湖南省生まれ。長沙の高等学堂にて勉学中、公費留学生に選ばれ、1905年に来日。弘文学院、正則英語学校、早稲田大学を経て、1912年明治大学法学部を卒業。帰国後、江漢大学、中国公学、中国大学・法制学校、民国大学などで、主に法学・政治学を講ずる。『民治日報』『大公論』の創刊に携わったほか、『法学通論講義』『社会主義論』『経済学』など論著多数。 さねとう けいしゅう(実藤 恵秀):1896年広島県生まれ。1926年早稲田大学文学部卒業、1930年東京外国語学校卒業。早稲田大学教授、聖徳学園短期大学教授を歴任。1985年死去。『日中友好百花』(東方書店)のほか、『大河内文書』、黄遵憲『日本雑事詩』(共訳)など著訳書多数。 佐藤 三郎(さとう さぶろう):1912年山形県生まれ。1934年東京帝国大学文学部卒業。北京近代科学図書館司書、山形大学教授、山形県議会史編纂委員、国士舘大学教授を歴任。『中日文化論集』(共著)『近代日中交渉史の研究』など論著多数。
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