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燕京風俗
王羽儀 画/端木蕻良 詩/内田道夫 監修・題詩訳注/臼井武夫 解説
出版社:東方書店
出版年:1983年09月
コード:00136   161p   ISBN/ISSN 4-497-83116-7
 
価格 13,200円
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古きよき北京の薫りただよう得難き画の数々!
現在、北京の庶民の風俗は急速に失われ、かつての物売りの声、大道芸などは、大きな変貌をとげた。たとえば、北京を愛惜した老舎の小説などは、旧時の習俗を知らないとまったく理解の届かない側面がある。本書は、なつかしい北京の失われてしまった旧俗103種を懐旧する画文集(オールカラー)。今にも物売りの声が画幀の中から聞こえてきそうな枯淡で味わい深い画に、丹念で愛惜の情に満ちあふれている詩が付されていて興趣をそそる。老北京を知るための恰好の画集である。

編著者のことば
羽儀は有名な画家王夢白に学び、花卉にすぐれ、兼ねて山水にも長じていた。かれの小品は呉待秋、陳師曾などの作品とならんで、早くから栄宝斎作成の芸術画箋の版画に取り入れられ、また魯迅と鄭振鐸共編の『北平箋譜』にも選ばれている。往年羽儀は米国に留学して鉄道技術を習得し、それを終生の仕事としてきたが、国を愛する情熱から祖国の一草一本に深い愛情を示し、仕事の余暇には画筆を借りて自分の気持ちを表現していた。かれの作品は何等作為を加えぬ自然そのもので、情趣に溢れ、その人柄同様淡泊誠実であった。(端木蕻良「序にかえて」より)

構成
題辞(呉作人)/題詞(斉白石)/序にかえて(端木蕻良)
作品(旧京風俗画:王羽儀)
作品解説(題詩:端木蕻良/題詩大意:内田道夫/解説:臼井武夫)
北京市街地図/北京郊外地図
王羽儀近影/執筆者紹介

■編著者紹介
王 羽儀(おう うぎ):1902年中国浙江省生まれ。1925年上海南洋大学、アメリカのブリュジュ大学卒業後、長年鉄道に勤務。幼少の頃から国画を好み、仕事の余暇の大部分を画の制作に充てる。アマチュア画家。
端木 蕻良(たんぼく こうりょう):1912年中国遼寧省生まれ。北京清華大学卒業。作家。
内田 道夫(うちだ みちお):1916年生まれ。1936年東京大学卒業後、東北大学教授、東京都立大学教授を歴任。東北大学名誉教授、文学博士。主著に 「校本冥報記」(東北大学支那学研究室)、「捜神記の世界」(『文化』15-3)がある。2000年没。
臼井 武夫(うすい たけお):1910年生まれ。1934年東京大学卒業後、住友銀行入行。1940年から46年まで同行北京駐在員を務める。同行専務取締役、大手町建物株式会社社長、会長を歴任。著書に『北京追想』(東方書店)がある。1998年没。
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