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東アジア海域のなかの日本　歴史・交易・文化 山崎覚士 出版社：東方書店 出版年：2023年09月 コード：22315 　　176p　　 ISBN/ISSN 9784497223159   価格　1,980円   ＜在庫有り＞ 弊社出版物で在庫がございます。   旧来の視点から脱却し、俯瞰的に東アジアの歴史・文化を探求する 古代から近代にかけての日本と東アジア海域の国との交流・交易・外交事例を基軸として、両国間の当時の歴史・文化についてわかりやすく紹介する、東アジア海域通史の入門書。 みなさんが勉強したいと思う「日本史」「東洋史」「西洋史」の分類は、高校までの歴史の授業に〝縛られている〟のではないでしょうか。 みなさんが日本史と思っていた歴史のテーマが、実は日本以外の地域とのかかわりが深く、日本史目線だけでは、歴史を正しくとらえることができないことがあります。よって、本書では、みなさんの頭のなかにあって、高校までの歴史の授業が構築させた「日本史」「世界史」のカテゴリを解体することを目標とします。 これから、中国や日本列島を含む東アジア海域の古代から近世までの歴史を概観し、具体的な東アジア海域史の諸相を見ていくこととしましょう。 ●著者の言葉 近年の学生を見ていて特に思うのが、日本の事だけにしか興味がないとか、他の歴史なんて興味がない、という姿勢が多いことだった。確かに、自分の生まれた国の歴史に興味を持つことは悪いことではない。だが、他の世界の歴史を知り、その中で自国史を理解することは大事な視点だと思う。自分たちは自分たちだけでここにいるのではなく、広い世界の（もちろん身近な人々との）関わりの中で、今ここに立っていることを知ることが、歴史を学ぶ重要な意義ではないかと思っている。（「あとがき」より） ●構成 プロローグ～東アジア海域史、事始め～ 第一部　東アジア海域の古代 第一章　金印の時代 第二章　卑弥呼の外交 第三章　倭の五王と遣隋使 第四章　白村江の戦い 第五章　遣唐使、前編 第六章　遣唐使、後編 第二部　東アジア海域の中世 第七章　新たな時代の幕開け、海商の時代 第八章　未完の海上国家、呉越国の試み 第九章　日宋貿易 第一〇章　海商の生活と貿易 第一一章　平清盛、蒙古襲来 第三部　東アジア海域の近世 第一二章　前期倭寇と近世国家の成立 第一三章　勘合貿易と後期倭寇 第一四章　トウガラシとグローバリゼーション 第一五章　琉球王国 第一六章　清朝と徳川幕府の成立と貿易 第一七章　「鎖国」の実態、四つの口貿易 エピローグ～東アジア海域の近代～ 追加資料 参考文献 図版出典一覧 あとがき ■編著者紹介 山崎覚士（やまざき・さとし）　佛教大学歴史学部教授

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