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中国語可能表現の「理解可能なインプット」 新たな教授法モデルに関する論集 上製
安本真弓,吉田泰謙
出版社:東方書店
出版年:2023年03月
コード:22305   240p   ISBN/ISSN 9784497223050
 
価格 3,850円
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「教えられる」表現へ

指導が難しいとされる中国語可能表現の習得状況と教育実践に関する研究成果をまとめた論文集。従来の用例・解説を「理解可能なインプット」として再構築し、教育現場での実践に即した新たな教授法モデルも提案する。

可能助動詞“能”“会”“可以”と可能補語を中心とする中国語可能表現は指導者にとってもその効果的な説明が難しいとされる。本書はこれら中国語可能表現の習得状況と教育実践に関する研究成果をまとめた論文集。従来の用例・解説を「理解可能なインプット」として再構築し、教育現場での実践に即した新たな教授法モデルも提案する。理論的なアプローチから中国語可能表現のメカニズムを解明する2編(理論編)と現行指導法の課題をもとに新たな中国語可能表現教授法を考案する5編(応用編)の計7編を収録。

著者の言葉
本書は、科研費基盤研究(C)「現代中国語における可能表現の学習効果――導入及び習得データに基づく実証分析」による研究成果をまとめた論集である。いずれも中国語の可能表現に関する論文で、本書に収録した計7編のうち、2編は理論的研究に関するもの(理論編:いずれも安本真弓による単著)、他の5編は教授法に関するもの(応用編:すべて安本真弓、吉田泰謙による共著)となっている。(略)
中国語の可能表現は、学習者にとってその習得が大変難しいとされる文法カテゴリーだが、本書の中で提示した「理解可能なインプット」による教授法モデルを用いた学習指導によって、より多くの学習者が中国語の可能表現に対する理解を深め、その運用能力を更に向上させることができれば幸いである。(「まえがき」より)

構成
まえがき

序 章(安本真弓)

第一部 理論編

第1章 漢字から読み解く「可能」の意味―中国語の“能”を中心に―(安本真弓)

第2章 中国語可能表現のメカニズム―“能”と“会”構文を中心に―(安本真弓)

第二部 応用編

第3章 中国語可能表現の習得状況に関する考察―大学における調査結果を中心に―(吉田泰謙 安本真弓)

第4章 中国語可能表現に関する指導法試案と実践検証(安本真弓 吉田泰謙)

第5章 可能助動詞“会”“能”“可以”に関する「理解可能なインプット」作成の試み
    ―教員アンケート結果を踏まえて―(安本真弓 吉田泰謙)

第6章 日本の大学における中国語可能補語教室指導の一考察(安本真弓 吉田泰謙)

第7章 汉语可能表达式的“可理解输入”——以日本大学课堂讲解为例(安本真弓 吉田泰谦)

付録

あとがき


■編著者紹介
安本 真弓(やすもと まゆみ)
中国生まれ。2005年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士前期課程言語文化専攻修了、2008年同大学人間文化研究科博士後期課程比較社会文化学専攻修了、博士(人文科学)。高千穂大学助教(専任講師相当)、准教授を経て、2017年より跡見学園女子大学文学部准教授。現在、同大学文学部教授。専門は中国語語学・教育学、日中対照言語学。著書に『現代中国語における可能表現の意味分析――可能補語を中心に』(単著、白帝社2009年)、他論文多数。

吉田 泰謙(よしだ ひろあき)
福井県生まれ。1994年北陸大学外国語学部中国語学科卒業。1997年[中国]北京語言大学漢語学院卒業、2000年同大学人文学院修士課程修了、2000-2002年同大学人文学院高級進修生、2007年[中国]北京大学中文系博士課程修了、博士(文学)。1994-2007年中国政府奨学金留学生。北陸大学専任講師を経て、2009年より関西外国語大学国際言語学部准教授。現在、同大学英語国際学部教授。専門は現代中国語の文法論。主な論文に“指称性主语的分类及其句法、语义特点――‘自指性’主语与‘转指性’主语探析”(《世界汉语教学》2011年)、“陈述性主语的形成机制及其语法地位”(《语言教学与研究》2016年)、“指称性主语和陈述性主语在有界无界上的对立”(日本中国語学会『中国語学』2019年)等。
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