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漢字の音(おん) 中国から日本、古代から現代へ /東方選書57
落合淳思
出版社:東方書店
出版年:2022年01月
コード:22201   248p   ISBN/ISSN 9784497222015
 
価格 2,640円
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中国からアジアの各地に伝来した漢字。漢字が表す音は各地の言語に溶け込んで変化していった。日本ではさらに、伝来した時代によって呉音・漢音があり、誤って読まれた慣用音などの音もあるが、その違いはどのように生まれたのだろうか。本書は著者の字形、中国古代音の知識の蓄積を基礎に、形声文字の音を表すパーツから漢字の音の秘密を解き明かす、本邦初、世界初の試み。
巻末には形声文字以外も含むそれぞれの成り立ちも収録した教育漢字索引を付す。

著者の言葉
日本では形声文字やその音読みの解説書はほとんど出版されていない。しかし逆に言えば、形声文字の構造を理解し、さらに中国の発音体系も知ることができれば、形声文字は理解が可能なのである。
本書は、古代中国の発音(上古音)から現代日本の音読みまでを通して形声文字とその発音を解説するものであり、一般書としてはおそらく本邦初(そして世界初)の試みである。その試みが成功したかどうかは読者の方々の判断に委ねたいが、各文字の解説はできるだけ平易にするように心がけた。(「はじめに」より)

目次
はじめに
凡例

序章 漢語の歴史と日本の音読み
  コラム 上古音以前の漢語
第1章 形声文字と音符
  コラム 漢語に由来する訓読み
第2章 形声文字の字形と発音
  コラム 発音表示の歴史的な増加
第3章 声母の変化
  コラム 発音のずれが起こる原因
第4章 韻母の変化
  コラム 古代における外国語の音写
第5章 音節全体の変化
  コラム 音符としての余紐文字

附論1 漢字の発音と意味の関係性
附論2 複声母説について
附論3 中国古代の韻母と上古音の成り立ち

おわりに
主要参考文献
教育漢字の成り立ち一覧・索引

■編著者紹介
1974年愛知県生まれ。立命館大学大学院文学研究科史学専攻修了。博士(文学)。現在、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員。主な著書として、『小学校一年生の漢字』~『小学校六年生の漢字』『部首から知る漢字のなりたち』(監修、理論社)、『甲骨文字辞典』『殷代史研究』(朋友書店)、『殷――中国史最古の王朝』『漢字の字形――甲骨文字から篆書、楷書へ』(中公新書)、『漢字の成り立ち』(筑摩選書)、『甲骨文字に歴史をよむ』(ちくま新書)、『古代中国の虚像と実像』『甲骨文字の読み方』(講談社現代新書)などがある。
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