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中国文学の歴史 古代から唐宋まで /東方選書56
安藤信廣
出版社:東方書店
出版年:2021年10月
コード:22112   360p   ISBN/ISSN 9784497221124
 
価格 2,640円
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その時どきに、人は時代や自分の内面とどう向きあい、言葉にあらわしてきたのか。甲骨に刻まれた占いの記録から、『詩経』、『楚辞』、曹操・曹丕・曹植、建安七子、「志怪小説」、陶淵明、杜甫、李白、「伝奇小説」、歐陽脩、蘇軾、『全相平話三国志』などへと続く「詩詞」「文学」の系譜のみならず、『論語』、『荘子』、『史記』、「出師表」、『朱子語類』など思想を著した「文章」の系統も概観。先秦時代から宋代まで具体的な作品をたどることで、多彩な文学形式を生み出した、表現することへの強い思いが見えてくる。

著者の言葉
中国の知識人も庶民も、その哀歓を言葉によって表現することに強い意志を持ちつづけてきた。三〇〇〇年に及ぶ表現への意志。その意志のあり方そのものも多様だったし、その結果生み出された表現も多様で多彩だった。だが今、こうした言語表現の歴史に対する注目は、稀薄になっている。日本では長く、中国の言語表現を学びつつ、それに対峙してきた。そのことによって、独自の文学や思想を切りひらいてきた。しかしそうした歴史への注目は弱くなり、その結果、中国文学の多様性への認識も、同時に日本語の奥行きに対する認識も弱まっているように思われる。それは日本だけの現象ではなく、世界中が同じような状況なのだが、本書はそうした状況に対するささやかな発言である。(「あとがき」より)

目次:
まえがき

第一章 先秦時代の文学
 一 殷から周へ
  1 殷王朝と甲骨文字/2 殷から周へ
 二 『詩経』の歌謡
  1 古代歌謡集としての『詩経』/2 『詩経』の民間歌謡/3 『詩経』の儀式歌/4 貴族層の視野
 三 哲学と文章
  1 西周の信仰と『書経』/2 春秋戦国時代の文化/3 孔子と儒家/4 老子の言語表現/5 そのほかの思想家たち
 四 『楚辞』と屈原
  1 南方の文学としての「楚辞」/2 降霊する神――「九歌」/3 「離騒」の構造/4 中空での停止――「離騒」の結末

第二章 秦・漢時代の文学
 一 秦漢帝国の出現
  1 統一帝国の成立/2 漢代初期の文学
 二 賦の隆盛
  1 朗誦文学としての賦/2 後漢の賦/3 短編の朗誦形式――辞
 三 司馬遷と『史記』
  1 司馬遷『史記』の構成/2 天への懐疑――「伯夷列伝」/3 『史記』刺客列伝
 四 楽府と五言詩
  1 新しい民間歌謡――楽府/2 思いを絶つ歌/3 五言詩の発生

第三章 三国・六朝時代の文学
 一 分裂と融合の時代
 二 三国時代の楽府と五言詩
  1 建安文学の時代/2 曹操と楽府/3 曹植の文学/4 建安七子の文学/5 竹林の七賢と正始文学
 三 西晋・東晋から宋へ
  1 西晋時代の文学/2 東晋の文学/3 宋代の文学
 四 斉・梁・陳と北朝の文学
  1 六朝時代後半の文学/2 斉代の詩/3 梁・陳の詩/4 北朝の詩/5 南北朝の民間歌謡
 五 南北朝の文章と文学論
  1 三国時代の文章/2 南北朝時代の文章/3 文学論の時代
 六 志怪小説の誕生
  1 志怪小説/2 小説と史実――「復活」の物語/3 桃源郷/4 『世説新語』

第四章 唐代の文学
 一 隋・唐帝国と文学
  1 隋・唐帝国の成立/2 隋・唐の文学をめぐる環境
 二 初唐・盛唐詩
  1 初唐詩/2 盛唐詩/3 李白と杜甫
 三 中唐・晩唐詩
  1 中唐の社会と文学/2 中唐詩/3 晩唐詩/4 中・晩唐の女流詩人
 四 古文復興と散文の展開
  1 初唐・盛唐の散文/2 「古文」と韓愈/3 柳宗元の古文/4 柳宗元の自然文

 五 伝奇小説の隆盛
  1 志怪小説から伝奇小説へ/2 「枕中記」の時間/3 「李徴」(「人虎伝」)

第五章 五代・宋の文学
 一 五代と詞
  1 五代十国の時代/2 詞の発生/3 詞の展開
 二 北宋の詩
  1 宋王朝の成立/2 北宋前期の詩/3 北宋後期の詩人
 三 南宋の詩
  1 北宋から南宋へ/2 南宋初期の詩人たち/3 南宋四大家/4 南宋後期の詩
 四 宋代の詞
  1 北宋の詞/2 南宋の詞
 五 宋代の小説
  1 宋代小説をめぐる状況/2 瓦子と白話小説/3 『全相平話三国志』
 六 宋代の文章
  1 古文の復活/2 歐陽脩/3 蘇軾/4 南宋の散文

あとがき
■編著者紹介
安藤信廣(あんどう・のぶひろ) 
1949年、東京に生まれる。東京教育大学文学部文学科漢文学専攻卒業。同大学院文学研究科中国古典学修士課程修了。東京学芸大学付属高校教諭、法政大学文学部教授、東京女子大学文理学部教授、同現代教養学部教授を経て、現在、東京女子大学名誉教授。博士(文学)
〔主要著書〕『中国の文学論』(共著、汲古書院)、『漢文を読む本』(三省堂)、『漢詩入門はじめのはじめ』(東京美術)、『漢文教育の諸相』(共著、大修館書店)、『陶淵明―詩と酒と田園』(共著、東方書店)、『庾信と六朝文学』(創文社)、『聖武天皇宸翰『雑集』「釈霊実集」研究』(共著、汲古書院)、『聖武天皇宸翰『雑集』「周趙王集」研究』(汲古書院)ほか。
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