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隋唐外務官僚の研究　鴻臚寺官僚・遣外使節を中心に　 上製 石暁軍 出版社：東方書店 出版年：2019年03月 コード：00868 　　634p　　 ISBN/ISSN 9784497219107   価格　8,580円   ＜品切＞ 現在品切れのため、ご注文を承ることができません。     本書は従来十分に注意が向けられず、解明の余地がある隋唐代の鴻臚寺官僚や遣外使節を中心とする外交官僚の実態を解明することにより、隋唐代の官僚制度や対外関係の歴史の解明を試みる研究書である。本論は上下篇に分かれ、上篇は鴻臚寺の構造や位置づけ、鴻臚卿・鴻臚少卿の授官・任官など、専任の外務官僚の一種である鴻臚寺官僚の研究を中心に三部十章、下篇は遣外使節の構造や選任など、臨時の外務官僚の一種である遣外使節の研究を中心に二部五章よりなる。上下の本論のほかに隋・唐それぞれの鴻臚寺卿授官一覧表と遣外使節一覧表を附録として収録する。 構成： 序説 一　問題の提起 二　従来の研究 三　本稿の構成 上篇　隋唐鴻臚寺と鴻臚寺官僚に関する研究 第一部　隋唐時代における鴻臚寺の構造および位置づけ―その外務機能を中心に― まえがき 第一章　隋唐鴻臚寺の組織構造について 第二章　隋唐時代における鴻臚寺の附属機関―鴻臚客館・礼賓院・左右威遠営および外宅・四方館 第三章　外務システムにおける鴻臚寺の位置づけ―諸官庁との関係を中心に― 第二部　隋唐時代における鴻臚卿授官・任官考 第一章　序論 第二章　隋代鴻臚卿授官・任官考 第三章　唐代鴻臚卿授官・任官考 附章　隋唐時代における鴻臚少卿授官・任官考 第三部　鴻臚卿・鴻臚少卿を通じてみた隋唐時代の外務官僚 まえがき 第一章　前任ポストからみた鴻臚卿と鴻臚少卿 第二章　後任ポストからみた鴻臚卿と鴻臚少卿 第三章　隋唐時代における鴻臚卿・少卿の理想像と実像 上篇附録 下篇　隋唐遣外使に関する研究 第一部　隋唐時代における遣外使の構造 まえがき 第一章　隋唐時代における遣外使の概観 第二章　遣外使節団の組織―唐代を中心として― 第三章　唐代の使職・使院と遣外使 第二部　遣外使からみた外務兼担官僚 まえがき 第一章　本官からみた遣外使節の選任傾向 第二章　隋唐時代における遣外使節の仮官と賜位について 下篇附録 書後私語 中文提要（隋唐外務官僚研究――以鴻臚寺官僚、遣外使節為中心） 索引 ■編著者紹介 1957年生まれ。中国西安にある陝西師範大学大学院史学専攻修士課程修了（1984年）後、同大学歴史学部専任講師を経て日本国際交流基金フェローとして来日、関西大学大学院史学専攻博士後期課程修了。文学博士（1997年）。現在、姫路獨協大学人間社会学群教授。専攻は日中文化交渉史、隋唐時代の対外関係史。著書に『中日両国相互認識的変遷』（台湾商務印書館、1992年）、『『点石斎画報』にみる明治日本』（東方書店、2004年）、訳書に『絢爛的世界帝国・隋唐時代』（広西師範大学出版社、2014年）などの他、論文多数。

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