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中国21 Vol.48 いまさら文革、いまなお文革、いまこそ文革
愛知大学現代中国学会 編
出版社:東方書店
出版年:2018年03月
コード:00847   256p   ISBN/ISSN 9784497218100
 
価格 2,200円
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この特集では、多方面から文革を考え直すことを目的としている。そこには、文革へのこれまでの見方への批判的考察がある。すでに明らかにされてきた暴力を、さらに露呈するものがある。また、これまでには重視されてこなかった事象をとりあげている。さらに、大陸中国の周辺からの視覚も提供している。そして、凝縮された表現のなかに、単なる悲劇に止まらない文革の不条理を、視覚を通して訴える作品も収録する。それらを通じて、文革が必ずしも1960年代半ばからの10年間という限られた時間内での特異な現象であったわけではないこと、伝統中国につらなる社会的文化的な底流があったこと、そして特殊事情としては冷戦期のなかの中ソ対立という国際環境が密接にかかわっていたことなどが明らかにされる。


目次:
「いまさら文革、いまなお文革、いまこそ文革」の特集にあたって

〈対談〉
 「文化大革命」に見たもの(小島麗逸×加々美光行 司会 三好章)

〈論説〉
 なぜ文化大革命は過ぎ去らないのか――日本の「進歩的」中国研究者の「結果責任」を問う(石井知章)
 文化大革命における政治と法(金野純)
 中華民国(台湾)からみた文化大革命――ビクター・ルイスと華ソ接近問題を例として(川島真)
 花岡事件と文化大革命――日中友好協会の運動との関わりを中心に(坂井田夕起子)
 名誉回復、未だ成らず――反革命罪のキリスト教伝道者・王明道(松谷曄介)
 一九六〇年代初頭、新疆ウイグル自治区から国外移住した「新疆人」を追って(水谷尚子)
 寧夏山間地回族の「二〇年間の大災厄」の記憶とイスラーム復興(松本ますみ)
 文革後の革命模範京劇――伝統京劇との連続性(加藤徹)

〈漫画〉
 八歳の死刑囚(辣椒)

〈天南地北〉
 文化大革命の記憶――回顧録と同人誌を資料として(高口康太)

[書評]
 方法としての〈六朝〉――鄭毓瑜『姿と言』『引譬連類』を評す(林少陽)
 馬場毅編 『近代日中関係史の中のアジア主義 東亜同文会・東亜同文書院を中心に』(藤谷浩悦)
 張小虹著 橋本恭子訳『フェイクタイワン 偽りのタイワンから偽りのグローバリゼーションへ』(吉原ゆかり)

[書訊]
 松岡正子・黄英哲・梁海・張学昕編『歴史と記憶――文学と記録の起点を考える』(加治宏基)

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