挑戦する満洲研究 ―地域・民族・時間―
加藤聖文,田畑光永,松重充浩 編
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出版社:東方書店 |
出版年:2015年12月 |
コード:00807 264p ISBN/ISSN 9784497215178 |
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国際善隣協会の定例講演会において2012年から2015年にかけて行われた13人の若手研究者による満洲研究の現状報告をまとめたもの。あの戦争の時代を直接知る世代が少なくなっていくなかで、実体験のないわれわれは「満洲」にどう向き合っていくのか。新しい挑戦への足がかりとなる一冊。
■目次 まえがき(加藤聖文・田畑光永・松重充浩)
第一部 研究の視点 「世界史」から満洲史を考える─「二〇世紀満洲」の射程に関する覚書(松重充浩) 歴史としての満洲体験─―記憶から記録へ(加藤聖文) 満洲の歴史継承性から見た二〇世紀満洲(塚瀬進) 満洲研究の視座─記録と記憶をめぐって─(菅野智博)
第二部 満洲国時代の検証 満洲国の「国民」とは誰だったのか―─国籍と戸籍から考える満洲国と日本人(遠藤正敬) 満洲電信電話株式会社とは何だったのか(白戸健一郎) 地域から送り出された満洲移民(細谷亨) 二〇世紀前半の満洲における水稲作試験と品種の普及について(湯川真樹江) 新中国から祖国へ―─日本人留用者と日本人戦犯の帰還(大澤武司) 日中関係史のなかの大連―─対立と友好のジレンマ(佐藤量)
第三部 周辺と満洲 日本人が出会った内モンゴル(鈴木仁麗) 外モンゴルからみた満洲(一九二〇年代)(青木雅浩) ロシア と満洲をつないだ中東鉄道の歴史─一八九六~一九三五年─(麻田雅文)
満洲関係略年表(一九四五年まで) あとがきにかえて(矢野一彌) 編者・執筆者一覧
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■編著者紹介
加藤聖文(人間文化研究機構 国文学資料館准教授) 田畑光永(元神奈川大学教授) 松重充浩(日本大学文理学部史学科教授) 塚瀬 進(長野大学環境ツーリズム学部教授) 菅野智博(一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程/日本学術振興会特別研究員DC1) 遠藤正敬(早稲田大学台湾研究所客員次席研究員) 白戸健一郎(筑波大学人文社会系助教) 細谷 亨(立命館大学経済学部准教授) 湯川真樹江(学習院大学国際研究教育機構・PD共同研究員) 大澤武司(熊本学園大学外国語学部准教授) 佐藤 量(立命館大学 立命館グローバル・イノベーション研究機構 専門研究員) 鈴木仁麗(明治大学・早稲田大学非常勤講師) 青木雅浩(早稲田大学文学学術院助教) 麻田雅文(岩手大学人文社会科学部准教授)
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