●構成 ナショナリズムを語る基盤がない東アジア 【対談】 日韓朝のナショナリズム(ブライアン・マイヤース×河辺一郎) 【論説】 倒錯した幻想と日中の民際対立(田島英一) 日米保守派の歴史認識(河辺一郎) 「暴力幻想」と悪循環――安倍、イデオロギーそして日中関係の将来(マシュー・ペニー) 国民を渇望する――一九八〇~一九九〇年代台湾民族主義の文化政治(蕭阿勤)
*特別寄稿 莫言『酒国』を読む――中国の「いま」を描くデモーニック・リアリズム(張旭東)
*一般論説 光復後初期の台湾における文化再建――楊逵の作品改訂を例として(豊田周子) 紅衛兵世代における読書動向について ──文化大革命以前を中心に(中津俊樹)
*研究ノート 中国の「無形文化遺産法」(周超) 一九六〇年代前半の中国のアフリカ関与と台湾の反応 ――周恩来のアフリカ訪問とフランスの中国承認を中心に(村上享二)
*書評 柴田哲雄著『中国の民主化・民族運動の現在――海外諸団体の動向』(上野稔弘) 収束点へと拡散する思考――『侯孝賢の詩学と時間のプリズム』書評(好並晶) 赤松美和子著 『台湾文学と文学キャンプ――読者と作者のインタラクティブな創造空間』(小笠原淳) 菊池一隆著 『東アジア歴史教科書問題の構図――日本・中国・台湾・韓国、および在日朝鮮人学校』(楊韜)
*書訊 戸張東夫著『中国のお笑い――伝統話芸“相声”の魅力』(樋泉克夫) 藤井誠二著『中国的名言を4コマ漫画にしてみた』(樋泉克夫)
*天南地北 国会の「結界」(野崎哲) ウラーンフー――書き終えて、好きになった男(楊海英)
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