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新史料からみる中国現代史 口述・電子化・地方文献(オーラル・デジタル・ローカル) 上製
高田幸男,大澤肇 編著
出版社:東方書店
出版年:2010年12月
コード:00704   368p   ISBN/ISSN 9784497210173
 
価格 4,104円
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近現代中国の研究において、大量に出版された史料だけではなく、出版されない史料を求めて現地社会に入るという新しい研究潮流が出現している。それは、中央や上部組織ばかり注目しがちな従来の研究に対して、「下から」の視点による研究への欲求の現れである。本書は、それらのなかから、①インタビューを史料として扱い歴史を叙述するオーラルヒストリー、②地方文献の活用、③史資料のデジタル化をテーマとして選び、これら新しい史料は、どのように収集し活用されているのか、どのような点に問題が存在するのか、その問題はどのように処理されるべきなのか、などを具体的な事例を通して論述した「史資料研究」の成果である。

編著者のことば
今後の中国研究において、これらの史資料を使いこなすことが必須の技能となること、他分野との交流がより活発になるだろうことを考慮し、叙述はこれから本格的に中国研究の道に進もうとする初学者や他分野の研究者に配慮した。(「はじめに」より)

構成
はじめに(大澤肇・高田幸男)
第1部 口述:イントロダクション(高田幸男)
第1章 フィールドワークと近現代江南農村(佐藤仁史)
第2章 山西農村調査と史資料(田中比呂志)
第3章 上海のリプロダクション生育をめぐる語り(小浜正子)
第4章 江南地域史のフィールドワーク(高田幸男)
第5章 台湾政治史研究における聞き取り調査の実践(松田康博)

第2部 電子化:イントロダクション(大澤肇)
第6章 胡適記念館所蔵資料のデジタル化(黄克武・梁雯訳)
第7章 アメリカの東アジア研究とデジタル化(張哲嘉・薛軼群訳)
第8章 台湾のデジタルアーカイブプロジェクト(荘樹華・衛藤安奈訳)
第9章 アジア歴史資料センターについて(大沢武彦)
第10章 デジタル化時代の中国研究(大澤肇)

第3部 地方文献:イントロダクション(小野寺史郎・大澤肇)
第11章 地方史研究と王清穆日記(小野寺史郎)
第12章 時空の相互連動-江南・蘇北間の労働力循環(馬俊亜・今井就稔訳)
第13章 国民政府の「官営」県政モデル-「蘭渓実験県」(方新徳・角崎信也訳)
第14章 浙江地域史研究と新史料の発掘(梁敬明・五味知子訳)
第15章 蘇州新史料の発掘と運用(夏冰・関智英訳)
おわりに
参考文献
索引

■編著者紹介
高田幸男(たかだゆきお)明治大学大学院文学研究科博士課程修了。現在,明治大学文学部教授。
大澤肇(おおさわはじめ)1977年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在,人間文化研究機構地域研究推進センター研究員,(財)東洋文庫研究員。
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