中国文化の土壌から、どのようにして道教の教理・神譜・儀礼・方術が形成され、総合されて、道教が成熟し、定型化していったかを説明。道教の発展・変遷の過程と、それに対する社会の反応、時代の風潮との相関関係を時代を追って論じる。道教の士大夫文化・庶民文化、および中国古典文化への影響を詳述。 ●構成 序 上篇 道教の世界観、儀礼、方術 第一章:道教的宇宙観の形成と神秘化 第二章:道教の神々 第三章:道教と方術(一) 第四章:道教と方術(二) 第五章:道教の体系化と定形化 中篇 道教史の概観 第一章:初・盛唐期における道教熱 第二章:唐宋文化の変遷と道教(一) 第三章:唐宋文化の変遷と道教(二) 第四章:唐宋文化の変遷と道教(三) 第五章:金朝と南宋の道教 第六章:元・明・清における道教の展開 下編 士大夫、民衆への文化的影響 第一章:道教と士大夫の人生哲学 第二章:道教と庶民文化との関係 第三章:道教と古典文学 監訳者後記 図版目録 用語索引
*本書は1993年に刊行された書籍のオンデマンド版です。書籍の内容は初版と同じです。
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