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黄河下流域の歴史と環境 東アジア海文明への道 /学習院大学東洋文化研究叢書 上製
鶴間和幸
出版社:東方書店
出版年:2007年02月
コード:00650   400p   ISBN/ISSN 9784497207029
 
価格 4,400円
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「東アジア海」の環境を沿岸の国々が共有する時代を見据え、その重要な源流となる黄河下流域の自然・人間・文化の関わりを歴史的に解明する。日中の研究者が新たな文明観の構築を目指したシンポジウムの成果。

編著者のことば
歴史学はたんに過去の時代を後追いで説明する学問ではない。新しい時代の到来を敏感に感じながら、過去に埋もれた未知の遺産から新たな知識を掘り起こしていく学問である。黄河下流域の生態環境を歴史的に振り返り、東アジア海文明という新しい文明観を構築しようとする歩みはこのシンポジウムでスタートした。黄河下流域からはじまり、行き着く先は東アジア海の海域である。……生態環境史の視点から黄河下流域や東アジア海の文明をとらえていく共同作業は、着実に進んでいる。(「はじめに」より)

構成
はじめに 鶴間和幸
第一章 古代東アジア世界における黄河下流域
黄河と東アジア海文明の歴史と環境 鶴間和幸
移民から見た黄河下流域の外向傾向の変遷 葛剣雄(福島恵訳)
四世紀~九世紀の黄河下流域におけるソグト人 森部豊
魏晋南北朝時代における鄴城周辺の牧畜と民族分布 市来弘志
第二章 黄河下流域の環境と人々のくらし
黄河下流地区龍山文化城址の発見と早期国家の発生  欒豊実(青木俊介訳)
山東省仰韻時代の人口規模と環境変遷 王建華(柏倉伸哉訳)
漢魏時代黄河中下流域における環境と交通の関係 王子今(放生育王訳)
『水経注』に見える「絶」について 浜川栄
黄河下流域における沙地利用の歴史的変遷 大川裕子
澤からみた黄河下流の環境史 松村弘一
黄河下流域における画像石の分布 菅野恵美
第三章 黄河下流域を見る方法
中国大陸10万分の1地勢図の種類とその資料的特徴について 中村威也
衛星画像を利用した黄河下流域古河道復元研究 長谷川順二
黄河下流域における初期王朝の形成 久慈大介
黄河から見た春秋時代の境界認識 水野卓
戦国趙の邯鄲遷都と黄河下流域 下田誠
中国古代における車馬坑の変遷について 益満義裕
おわりに 松村弘一・鶴間和幸

■編著者紹介
鶴間和幸(つるま かずゆき):1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。文学博士。現在、学習院大学文学部教授。『中国古代文明』(山川出版社)『中国の歴史03 ファーストエンペラーの遺産 秦漢帝国』(講談社)『始皇帝陵と兵馬俑』(講談社学術文庫)ほか論著多数。
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